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4Kのスーパーマリオ64 任天堂の著作権侵害申し立てで動画や実行ファイル削除

TorrentFreakで、ネイティブ4KバージョンとしてDirectX 12に移植された『スーパーマリオ64』について動画と実行ファイルがDCMA(デジタルミレニアム著作権法)違反の申し立てにより削除されていたことが明らかになりました。

先日Unreal氏がスーパーマリオ64をDirectX 12のネイティブ4Kバージョンに移植の話をお伝えした際、移植版を配布したら任天堂による「法的処置も辞さない強硬な対応に繫がる可能性もあります」とお伝えしました。

ところが実際はそんな生ぬるい話では済みませんでした。

ほんの4日前にお伝えしただけですが、任天堂は早速YouTubeとGoogleに対し著作権侵害で法的処置を講じていたことが明らかになりました。このDirectX 12のネイティブ4Kバージョンの話題は海外サイトでも結構多数のサイトで報じられたため早々と任天堂の耳に入ったのでしょう。

YouTubeでは既に動画は「第三者による著作権侵害の申し立てにより削除」されています。これは想定の範囲内と言えますが、Googleに対しての申し立てが想像を超えていました。いや、超えていたのは申し立て内容ではなく、「ダウンロードリンク教えてくれと言われても困ります。」と言っていたUnreal氏の言葉はただの表向きの言い逃れに過ぎなかったことです。

Googleに対しては、実は任天堂御用達のアメリカの法律事務所Wildwood Law Group LLCを通じ、任天堂の著作物を含んでいるとしてDCMA違反の削除申請を行っていたことがLumenDatabaseのデータから明らかになりました。

内容を見る限り、Google Driveに保存されていた「Wii U版のスーパーマリオ64」の削除をGoogleに対して申請しています。そのファイルには「任天堂の著作権で保護された作品に基づいた無許可の二次創作物が含まれている」としていることから、これがDirectX 12移植版の『スーパーマリオ64』である可能性が高いです。Wii U版がベースだったようです。

TorrentFreakでは記事を書いている時点でリンク先は記載しないが実行ファイルは存在しておりアクセスできるとしてスクリーンショットを掲載しています。

しかし、私がアクセスしてみたときには
「このアイテムは Google の利用規約に違反しているため、アクセスできません。」
と表示され、アクセスできませんでした。既に対処されているようです。

DCMA違反による削除申請で実際にGoogle DriveのURLが記載されていたことと、TorrentFreakで「多くのファイルホスティングサイトからファイルは削除され、Reddit(海外掲示板)に投稿されたゲーム実行ファイルへのリンクも削除されている」としていることから、どこかでスーパーマリオ64のDirectX 12移植版の配布リンクが公表されていた以外考えられない状況であることが分かりました。となると、「ダウンロードリンク教えてくれと言われても困ります。」と言っていたUnreal氏は、実際本人がばらまいたかどうかはともかく、少なくとも配布されている事実だけは知っていたことになります。

私が想像するに、開発者というのは名誉を欲するので褒めちぎられて欲しい欲しいと言われ、鼻息荒くドヤ顔でやってしまったのではないでしょうか。この流れで損害賠償請求という話に発展する可能性も否定できないので、何事も自重することが大切です。

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