ツイッターで、TheFloW氏がPS4の6.20で有効なカーネルexploitを発見したので、6.20からアップデートはしないよう告知していました。
TheFloW氏のツイートは時系列としてはこうなっています。
3月11日
「誰か6.20ファームウェアのPS4を寄付したいって人いませんか？」
「カーネルexploitが必要だと言う方はファームウェア6.20から更新しないようにしてください。」
3月14日
「(6.20から更新しないでねと)書いたときには脆弱性持ってなかったけれど、今はある。あれから3日後にね。」
TheFloW氏はVitaシーンの開発者ですが、PS4にも進出するようです。しかも、現時点では最も新しいPS4のファームウェアでのJailbreakの可能性に言及した貴重な発言となります。
残念ながらPlayStation 4 システムソフトウェア バージョン6.20は現時点での最新ファームウェアではありません。最新ファームウェアは昨年末にリリースされている7.02になります。
現時点で、いわゆるJailbreak可能なPS4のファームウェアは5.05で、SpecterDev氏のカーネルexploitを利用するものになっています(一部の初期ファームウェアが5.07のPS4でも可能)。Abkarino氏が何らかのカーネルexploitを所有していることやMathieulh氏も5.53のカーネルexploitを所有していることが明らかになっていますが、現時点で公開はされていません。
PS4のJailbreakにはカーネルexploit以外にも、おそらくエントリーポイントとして利用されるブラウザアクセスで使用するWebkit exploitが必要になると思われますが(予想です。今までの主流がWebkit exploitでしたので)、Fire30氏のWebkit exploitがあるのでそこは問題ないでしょう。
TheFloW氏はVitaシーンでは実績があるので、近いうちに6.20のJailbreakが公開されるのはほぼ間違いないでしょう。問題は、6.20自体がすでに過去の古いファームウェアだということです。