GitHubで、PS VitaのCPUクロック周波数を500MHzまでオーバークロック動作させることができるカーネルプラグインLOLIconを簡単な操作で素早く有効/無効化することができるユーティリティLOLIconSwitch 0.01とLOLIcon Fast Switch v1.0.0がリリースされていました。
LOLIconプラグインはePSP向けカスタムファームウェア6.61 Adrenalineで正常に動作せずフリーズしてしまうことがあるようです。そのため6.61 Adrenalineを使うときにはプラグインを無効化して使うことになりますが、LOLIconSwitchとLOLIcon Fast Switchはその作業を簡単に行うためのアプリケーションです。
LOLIconSwitchはMERLev氏が、LOLIcon Fast Switchはcuevavirus氏が開発した物でそれぞれ別物ですが、6.61 Adrenaline使うたびにプラグインの無効化という少し面倒な作業を減らそうという目的では一致しています。
LOLIconSwitchとLOLIcon Fast Switchの違いは、起動するたびにLOLIconSwitchはVitaを再起動させ、LOLIcon Fast Switchは再起動させずにLOLIconを有効化/無効化しているというその動作です。
MERLev氏のLOLIconSwitchはLOLIconプラグイン本体であるlolicon.skprx
をlolicon_DISABLED.skprx
に名称変更して対象のプラグインが存在しない状態にしています(そのため再起動が必要)。
cuevavirus氏のLOLIcon Fast Switchはカーネルを読み込むモジュール自体を関数を変更しlolicon.skprx
をロードしないようにしています。
LOLIconがAdrenalineで正常動作すればLOLIconSwitchもLOLIcon Fast Switchも必要ないということになりますが、タイトルにも書いたように「VitaをLOLIconでオーバークロックしている際、Adrenalineがフリーズして欲しくない」のであれば、問題なく動作するというPSVshellがリリースされましたので個人的には力ずくで押し切るよりスマートに使えるPSVshellの方をお勧めします。