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3.73対応ダウングレーダーmodoru v2.1 by SKGleba

GitHubで、SKGleba氏がPS Vitaのファームウェアを3.73からダウングレードすることができるユーティリティmodoru v2.1をリリースしていました。

PlayStation Vita システムソフトウェア バージョン3.73の記事で改めて書くとお伝えした、3.73からのダウングレードに対応したmodoruになります。

変更点は
・3.73のサポート
・誤ったバージョンナンバー表示修正
のみです。

さすがにこれだけしかないと、3.73はmodoruを許容して受け入れているとしか思えません。

今回modoru v2.1のソースコードでv2.0から変更になったのは
pkg/template.xml
kernel.c
main.c
README.md
の4つしかなく、そのうちtemplate.xmlとREADME.mdとmain.cはv2.1になったことによる、単なるバージョンの数字の変化に対するもので、kernel.cも変数を変えてはいるものの事実上中身を修正したようなものではありませんでした。これだけの修正で3.73のサポートと言えてしまうところを見る限り、事実上3.73がmodoru対策だった訳ではないことが分かります。

ソニーが本気出すならmodoruではなくh-encore²の方がターゲットになってしかるべきで、もはやディスコンになっているVitaに力を入れませんというソニーの本音が垣間見える気がします。

基本的にはTheFloW氏オリジナルのmodoru v1.0から使い方は変わっていないのでSKGleba氏版modoru v2.0のときは割愛したインストール方法などの情報ですが、少し書き直しましたので新規に掲載しておきます。FAQ部分が追記されている感じです。

インストール方法
1. VitaShellを使ってmodoru.vpkをインストールする
2. ダウングレードしたいターゲットファームウェア(modoruの目的はHENkaku/h-encoreをインストールできるファームウェアへのダウングレードですのでハック可能なファームウェアでないと意味ありません。注意して下さい)のPSP2UPDAT.PUPを入手し、ux0:app/MODORU000/内にPSP2UPDAT.PUPをコピーする(先にコピーしてからmodoruをインストールするとMODORU000フォルダがリセットされるので注意)
3. すべてのプラグインを無効化する。 ux0:taiとur0:taiフォルダを別の名前に変えてしまうのが最も簡単な方法
4. Vitaを再起動し、HENkaku/h-encoreを起動し直す
5. modoruアプリケーションを実行する。
今のファームウェア
出荷時のファームウェア
ターゲットファームウェア
が表示され、「今のファームウェアからターゲットファームウェアへダウングレードしますがよろしいですか?」と聞かれるので、Xで実行、Rでキャンセルして終了する。

FAQで公開されている情報もまとめておきます。

・VitaのファームウェアはDarthsternie氏の保管庫(GitHubのREADME.mdに記載されているFAQにリンクあり)から入手可能
・ファームウェアPUPには(pre)、(systemdata)、(full)の3種類あるが、modoruで使うのは(full)
・工場出荷時ファームウェアが3.67以降の端末が存在するが、その場合出荷時ファームウェアよりバージョンが古いものへの(3/60や3.65への)ダウングレードができないのでそのVitaでのダウングレードは諦める
・3.60/3.65へダウングレードしてからHENkaku ensōをインストールできる
・開発機Vitaだと未テストだがおそらくダウングレード可能。公式にはできない1.692以下のファームウェアにもダウングレード可能と思われる
・理論的には向上出荷時ファームウェア(初期ファームウェア)まではダウングレードできる
・modoruではダウングレードに限らず、アップデートや再インストールにも使用可能
・一部チェック機能をバイパスするための、システム的には無害のはずのパッチをしているだけで仕組みとしては公式に実装されているアップデータを利用しているので、modoruの使用によってVitaがbrickすることが考えられない。

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