ツイッターで、SKGleba氏がPS Vitaの「マニュファクチャリングモード」を有効にすることができるManufacturing Mode enabler/disablerを近く公開することを発表していました。
— SKGleba (@skgleba) August 9, 2019
yay
SKGleba氏の上記のツイートでは詳細が不明です。「マニュファクチャリングモード」というVitaの機能を有効にしたり無効にしたりすることができるものを今後リリース予定だと予告したことになります。
そもそもVitaの「マニュファクチャリングモード」については
Lots of low level debug stuff. I'm still creating a list. Will be extremely useful for dual nand etc
— SKGleba (@skgleba) August 10, 2019
ローレベル(ハードウェアに近いと言う意味)なデバッグ機能はたくさんあって、今リスト作ってます。デュアルNANDとかに役に立つかも。
とのことです。
ハック済み3.70 Vitaで”switch productong mode”というバブルアイコンを起動すると自動的に再起動がかかり、画面右下に”manufacturing mode”と表示されます。
動画ではこの状態だとHomebrew起動が不可能で、HENkaku状態だった3.70では起動できていた”switch productong mode”がC1-6775-5エラーで起動できあせん。
C1-6775-5はHENkaku状態でのみ起動できるものをHENkaku状態でないときに起動しようとすると出るエラーですので、”switch productong mode”で”manufacturing mode”にした状態では、一旦通常の再起動がかかってしまうためHENkakuが解除されてしまっています。
動画ではそこで3.69/3.70 VitaをJailbreakするTrinityを起動させ、HENkaku状態にして”switch productong mode”を起動すると自動的に再起動がかかり、その後起動した状態の時には”manufacturing mode”の文字が表示されなくなっています。
つまり、SKGleba氏がManufacturing Mode enabler/disablerと呼んでいるアプリケーションは”switch productong mode”とLive Areaに表示されているバブルアイコンのことで、起動するたびに「マニュファクチャリングモード」とノーマルモードが入れ替わっていることが分かります。
現時点で分かるのはここまでで、肝心な「マニュファクチャリングモード」で何ができるのかが見えていません。おそらくVitaの隠し機能で、デュアルNAND化ができるという表現からbrickしたVitaの復旧などができるのかもしれません。PSP時代でいうところのパンドラバッテリーがManufacturing Mode enabler/disablerなのかもしれません。