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emuMMC改良 Atmosphère 0.9.2

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GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.9.2をリリースしていました。


Atmosphère 0.9.1のリリース後も割と頻繁に更新されていたことと、そもそもAtmosphère 0.9.0でemuMMCのバグを次の(結果として0.9.1での修正は事実上見送られましたが)アップデートで実施すると予告していましたので、早めの対応になったようです。

従って、今回のアップデートのメインはemuMMCの不具合修正と改良です。emuMMCにはパーティションベースのものとファイルベースのものがあり、ファイルベースのものには不具合が会ったようですが今回修正されました。ただしパーティションベースとファイルベースではかなり速度差があり、ファイルベースだと最適化されていないことがその要因ですがかなり遅いようです。今後のアップデートでは、その速度差を縮めていくことになるそうです。

また、emuMMCでのパワーマネージメントも改良されました。結果、より多くのSDカードをサポートすることにも繋がっています。

StratosphereというAtmosphèreのシステムモジュールもコードがリライトされました。これはSciresM氏が一年以上前に初めて取り組んだC++プロジェクトだったため、この1年で得た技術を反映させるべく作り直したそうです。メモリ使用量にも好影響を与えているようです。

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