Bloombergで、クラウドゲーミング分野でのソニーとマイクロソフトとの提携はSIEにとって寝耳に水だったことを伝えていました。
マイクロソフトとソニーがクラウドゲーミングで提携したニュースはライバル同士が手を組んだと言う意味で個人的にも衝撃的なニュースでした。
が、もっと衝撃を受けたのはユーザーではなくSIEの中の人だったようです。
実はマイクロソフトとの提携交渉は昨年から始まり、ソニーのPlayStationを管轄する企業であるSIEではなくソニー本体の「東京在勤の上級幹部が直接対応」し、「プレイステーション部門はほとんど関与しなかった」ため、SIEにとっては「寝耳に水だった」ようなのです。
結果、SIE内では「管理職が社内のスタッフを落ち着かせ、ソニーの次世代コンソールの計画に影響はないと念押ししなければならなかった」という、”子会社あるある”が繰り広げられました。
あるんですよね。私も新聞に書かれてるのを朝出勤前に読んで「なんだそれ聞いてない」なんてことがあったことをふと思い出しました。
クラウドサービスはGoogleやAmazonという、ソニーにとっては異業種がライバルで、ソニーとしては戦略的に同業であるマイクロソフトと手を組んだというライバル同士互いの利害が一致した結果かもしれませんが、「なんで勝手に決めて振り回すんだよ俺たちを」というSIEスタッフの方々の嘆きが聞こえてきそうです。中の人のモチベーションの低下に繋がるリスクをも抱えた選択をしたソニーの英断の結果を楽しみにしたいと思います。