ツイッターで、TheFloW氏がPS Vitaの3.69/3.70向けJailbreakを2ヶ月以内にリリースするので準備をしておいて欲しいと発表していました。
今回のJailbreak(Vitaハック)はTheFloW氏が2019年内に公開すると予告していたVitaの3.69 Jailbreakを3.70にも対応させてリリースするものです。かなり長い間待った感がありますね。
今回のJaillbreakは、ブラウザアクセスによるWebkit exploitやゲームのセーブデータをエントリーポイントにはしていません。実はPSPエミュレータの脆弱性からARMのネイティブコードを実行するという今までになかった方法です。
Jailbreakの条件としては、PSNアカウントを持っておりアクティベートされていることが必要になります。
アクティベートと言う言葉だと難しく聞こえますが、要するにストアからPSPのゲームをダウンロードして機器認証されたVitaで起動できるようにする必要があるということです。
TheFloW氏のプランでは、まずは6〜8週間の期間を設けてその間にストアからゲームをダウンロードおよびインストール、起動までをユーザーにしてもらい、その後にJaillbreakをリリースすることになっています。遅くとも2ヶ月以内にはリリースされることになりますね。
ゲームは体験版で良いようで、日本版の場合には『Ys SEVEN · イースVII』が例示されていますが、実際にはPSPタイトルなら何でも良い(初代「プレイステーション」アーカイブスは対象外)ようです。
今回は、ただダウンロードしただけの状態ではなく一度ゲームを起動させて正常に動作することを確認してからQCMAでゲームのバックアップを取っておくよう指示されています。バックアップは必要条件ではないと思いますが、そこまで念を入れて準備をすべきという意味だと思っています。
ここまでできたら、後はTheFloW氏のリリースを待つことになります。
このJailbreakにはまだ名前が付けられておらず逆に提案して欲しいとTheFloW氏は言っていますので、変革とか大変革とか戻るとかの日本語だと食いついてくるかもしれませんので、ここは我々日本人の出番かもしれません。
新時代の幕開けとかいう理屈で明日発表される元号とか、ね。
なお、TheFloW氏がVitaのJailbreakを公開するのはこれが最後になるそうです。