WiiDatabaseで、orboditilt氏がNintendo Wii U 5.5.2/5.5.3向けのブラウザexploit JSTypeHaxをリリースしたことを伝えていました。
このJSTypeHaxというのは、このブログでは完全にスルーしてしまっていましたが実は最新ファームウェアが5.5.2だった2017年夏にリリースされたノーマルWii UでインターネットブラウザによるアクセスだけでHomebrewローダーであるHomebrew Launcherを読み込むことができるWebkit exploitを使ったハックJsTypeHaxを安定化させ(元々のJsTypeHaxは結構不安定だったようです)5.5.3にも対応させた改良版です。
現時点でのWii U最新ファームウェアであるバージョン 5.5.3と、その一つ前のバージョン 5.5.2向けです。
オリジナルのJsTypeHaxの不安定さはかなりのものだったようですが、今回のJsTypeHaxはWiiDatabaseが「一発でできた」としているほど安定しているようです。
GitHubでは自分でサーバーを立てるために必要なデータが公開されています。code550.bin
というペイロード(オリジナルのJsTypeHaxにあるcode550.binだと思われる)をルートに、またwiiuhaxx_common
というサブフォルダを作成し、その中にwiiuhaxx_commonのリリースファイルでダウンロードしたデータをコピーするそうですが、すでにhttp://u.wiidb.de/というサイトが用意されており、一般的にはそこへアクセスするだけでハック完了となっています。SDカードのwiiuフォルダに起動させたいペイロードelfファイル(WiiU Homebrew Launcherはdimok789氏のGitHubリポジトリにあります)をコピーして上記サイトへアクセスします。