プレイステーション公式ツイッターが、初代PlayStationを小型化しソフトウェアタイトルを20作品内蔵した「プレイステーション クラシック」を9,980円(税抜)で12月3日から数量限定で発売すると発表していました。(mno9さん情報ありがとね)
ひょっとして出すのではないかと何となく感じていましたが、やっぱりと言うか、期待を裏切らないと言うか…ソニーも初代PlayStationのミニ版、勝手に命名しますがプレステミニを発表です。
1994年に発売した「プレイステーション」のデザインをコンパクトなサイズで精密に復刻し、懐かしの「プレイステーション」ソフトウェアタイトルを20作品内蔵した「プレイステーション クラシック」を、希望小売価格9,980円+税で12月3日より数量限定で発売します。 https://t.co/zmfuasIKV1 #PSClassic pic.twitter.com/lE2iacItiv
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) September 19, 2018
他社の市場での成功を見て、満を持して?発売です。何で限定なんですかね。限定にしてプレミア感出して様子見する程度しか自信ないのかも。
残念ながら内蔵タイトルの詳細は不明です。
ファミコンミニのオリジナルであるファミコンは1983年発売。当時私は中学生なのでさすがに懐かしさに我慢しきれずファミコンミニは買ってしまいましたが、初代PlayStationは1994年発売で、今と同じく社会人としてもう働いてましたから懐かしいなんて全く感じません。
しかも、ソニーは後方互換をPS2で実装し、それ以降もPS1をプレイできる環境を用意してくれていました。
PS1のディスクタイトルをプレイできるハードに限定しても、つい最近まで(PS3まで)存在していたため、PS1対応ハードはかなりの割合で所有しているユーザーが存在していると言えます。PS1ディスクがあればプレイできる環境を持っているユーザーは相当数いるわけですから、見た目以外に誰もが懐かしいと感じる要素はファミコンと比べると少ないと言わざるを得ません。
そう言った環境の部分でファミコンミニを発売した任天堂とソニーとは大きく異なります。つまり、ソニーと任天堂は同じ土俵で勝負しても、ユーザーの受け取り方が異なるのです。少なくともファミコンミニのようなおっさんホイホイにはなりません。
おそらくソニーもその認識があるので「プレイステーション クラシック」は恒常的に売れるものではないと考え数量限定にしたのではないでしょうか。
今でもVitaでプレイステーションアーカイブスをダウンロードすればVitaでもPS1をプレイできますし..
あれ?プレイステーション クラシック9,980円?中身実はPS Vita TVでアーカイブスタイトルバンドル版じゃないよねまさか。内蔵タイトル全部アーカイブスと同タイトルだったら笑うしかないし、ハッカーの餌食確定です。
私には、単に流れに乗って営業サイドからの要請で発売したようにしか見えません。ゲーム機市場に溢れるほどのドジョウはいないと思いますが、中身PVita TVなら逆に買ってもいいかなど思います。色々シーンで動きが出てきそうですからね。
[追記]
PlayStation.Blogに20タイトルのうち5タイトルが掲載されていたので調べてみました。
その5タイトルが初代PSアーカイブスとして存在するのかを中心に調べました。
1) 『R4 RIDGE RACER TYPE 4』(株式会社バンダイナムコエンターテインメント): 対応機器:PS3 PSP PS Vita /617円
2) 『JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』(SIE): 対応機器:PS3 PSP PS Vita /617円
3) 『鉄拳3』(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)
4) 『ファイナルファンタジーⅦ インターナショナル』(株式会社スクウェア・エニックス): 対応機器:PS3 PSP PS Vita /1,543円
5) 『ワイルドアームズ』(SIE): 対応機器:PS3 PSP PS Vita /617円(9月末まで50%引きの308円)
鉄拳3だけ、初代PSアーカイブスとしては販売されていませんでした。他の4本はラインナップされています。手の内をさらけ出さないよう1本だけ、アーカイブスにないものをあえて混ぜてきているだけの可能性も捨てきれません。
[追記]
思い出しました。
PS Oneという初代PlayStationの小型廉価版がありましたね。PS Oneの発売は2000年。クラシックという命名からはほど遠いです。
値段も「プレイステーション クラシック」と似たようなもの。なんだか商品価値の方向性が定まっていないと受け取らざるを得ません。
なお、「プレイステーション クラシック」の出荷台数については「台数は公表しない予定」だそうです。しかも「PS Plusのメンバーに限定しての抽選とさせていただいております。PS Plusの会員ナンバーをもとに抽選いたしますので、基本的にはおひとり様1台までの販売になります。」一般販売もするようですが、転売対策で1人1台方針だとPS Plus会員特典扱い以外あり得ないですが…
SIEの織田博之氏は「プレイステーション クラシックはまったく新しい設計」とも表現しているのでVita TVとは別物と考えた方がよいかと思います。
(ファミ通より)