Maxconsoleで、Nintendo Switch向けに近くリリースされる予定の6.0.0ファームウェアデータを解析した結果から入手したNintendo Switchのシステムキー(鍵)リストを公表していました。
Nintendo Switch システムバージョン 6.0.0の内容が明らかになりましたが、hexkyz氏によると数日前にCDN(Content Delivery Network: コンテンツ配信ネットワーク)から6.0.0が流出したので解析できたとしていることから、6.0.0の非公式変更内容を公表できたのは事前に6.0.0を手に入れることができたことに起因しています。
ファームウェアは本来なら当然暗号化されているはずなので解析することはできないはずですが、それができてしまうところがSwitchの今の置かれている状況を表しています。
さらにそして、内部で使用されており本来なら公表されることはあり得ない未公開マスターキーをはじめとした鍵まで公開されてしまいました。過去にも何度かSwitchのマスターキー流出していますが、再び同じ状況になりました。
6.0.0では当然マスターキーも新しくなりましたが、それも含めて公表されてしまったようです。master_key_01からmaster_key_05まで暴かれてしまいました。全体でどれだけ鍵が用意されているのか分かりませんが、マスターキー以外にも多様なキーが公表されてしまっています。
Switchの今置かれている状況は、とても発売から1年半しか経過していないゲーム機とは思えません。NVIDIA Tegraのような汎用のプロセッサを使うとコスト面では有利ですが、ハッキングされてしまうリスクの高さも半端ないです。専用チップを使っていたためなかなかハックされなかったPlayStation 3とは対照的です。