wololo.netで、 LightningMods氏がPS4のSysconキーと思われるデータを公表したことを伝えていました。
PS4ではカーネルexploitにより5.05 Jailbreakが完成してもシステムソフトウェアを古いバージョンに戻すダウングレードすることはできません。そのダウングレードがもしかするとできるようになるかもしれません。
LightningMods氏はツイッターで次のように述べました。
*Pop Corn*
— LightningMods (@LightningMods_) August 22, 2018
SysconキーをPastebinで公開したようです。なお、現時点でこのキーが本物かどうかについてはPS4シーンの誰も言及していないことには留意しておくべきです。
PS4のSysconチップはシステム起動の制御や署名チェックなどを行うための部品で、PS4システムの中では重要な地位を占めています。内部データは当然暗号化されていますが、Sysconキーがあればその暗号化を解読できます。
ちょうど7月末にfail0verflowチームがSysconの解析結果を公表したばかりです。
fail0verflowチームは当時このように述べています。
「ファームウェアアップデートなどに使われるキーを含んだSysconのコンテンツをまるごとダンプできた。ファームウェアアップデートキーがわかれば独自のパッチファイルに署名できるのでSysconファームウェアのコードを恒久的に変更することも可能になる。」
Sysconの中身を書き換えることができるようになればダウングレードも可能になる、ということのようです。
現実的にはSysconキーさえわかればことが一気に進むといったリーチ状態ではありません。理論的にはダウングレードもできるのではないか、という話が出てきた程度の段階だと思ってください。