GitHubで、Nintendo Switch向けに開発中のカスタムファームウェアAtmosphèreについてSciresM氏がリリース計画を公表していました。(nonotakatoasさん情報ありがとね)
AtmosphèreはFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用した全ファームウェア向けカスタムファームウェアです。夏までにリリースする予定であることは早くから公表されており、日々開発が続いていました。
開発メンバーであるSciresMは、Atmosphèreのバージョン0.7を公式リリースの初版として2018年8月、つまり今月中に公開する方針であることを明らかにしました。リリース日を発表というよりは、月内リリースの目標を発表したというニュアンスだと思ってください。
その後の予定として、Atmosphère 0.8、Atmosphère 0.9とアップデートを行い、最終バージョン(全機能を実装した最終目標バージョンという意味だと思われます)はAtmosphère 1.0と計画されています。
Atmosphère 0.7の時点で実装されておらず、今後の実装予定となっている主な機能は以下です。
・emuNAND “Thermosphère”
・デバッグ機能
・アプリケーションレベルのプラグインシステム
・チート機能
・Atmosphèreコンポーネントの拡張
最終的にはemuNAND含めた上記機能の実装までが開発ロードマップとして存在しているようです。最終版となるAtmosphère 1.0のリリース目処については触れられていません。触れられていないというよりも敢えて明言していないのではないかと思います。早くからリリースを夏までに、と明言してきた開発チームにしては消極的なので、おそらくまだ目処が立っていないのではないかと思われます。