GitHubで、SKGleba氏がPS Vitaの内蔵メモリの一部を解放しメモリーカードとしてマウントすることができるユーティリティIMCUnlock(1000シリーズ用)とIMCExtend(2000シリーズ用)をリリースしていました。
1000シリーズ専用のIMCUnlockは、pd0(ウェルカムパークなどVitaのプリインストールアプリケーションが格納されている領域を解放し、ux0ストレージ(Vitaのメモリーカード)としてマウントします。
2000シリーズ専用のIMCExtendはアプリアイコンのレイアウトなどが保存されているur0:を1GBまでに制限して1.5GBのux0ストレージ(Vitaのメモリーカード)として利用できるようにします。
IMCUnlockインストール方法(1000専用)
1) https://github.com/SKGleba/IMCUnlock/releasesからIMCUnlock.vpkをダウンロードしてインストールする。ensoをインストールしている場合は正しいインストーラーを使っているかどうか確認しておくこと。
2) 全ての重要なur0のファイルをバックアップしておく
3) IMCUnlockを起動し、agreement(同意する)ボタンを押して”Options->Backup”で”Backup vd0″を選択する。 pd0/tm0/id_dataもバックアップしておく。ダンプデータはux0:data/%name%.imgに保存される。
4) 不要なプラグインは全て無効にして再起動する。
5) ここから本格的な改造に入る。IMCUnlockを開きagreement(同意する)ボタンを押し、
・デフォルトインストール(pd0削除、ur0は300MBにトリム、最大2.5GBのux0作成)する場合は”Enable internal ux storage”を選択する。
・ur0には触らないようにする場合(pd0削除、最大300MBのux0作成)は “Options->Storage size”で”300MB”を選択する。
6) IMCUnlockをflashして書き込んで良いか聞かれるので”Yes”を押すとインストールが始まる。
7) 完了するまでVitaには触らない。
8) 完了すると下のような画面が出るので、再起動かensoインストールかアプリ終了かを選択する。
9) ensoを使っている場合には○を押してenso installerを起動しensoをインストールする。このステップは絶対にスキップしてはならない。ensoを使っていないのであれば×で再起動する。
IMCExtendインストール方法(2000専用)
1) https://github.com/SKGleba/IMCExtend/releases/からIMCExtend.vpkをダウンロードしてインストールする。ensoをインストールしている場合は正しいインストーラーを使っているかどうか確認しておくこと。
2) 全ての重要なur0のファイルをバックアップしておく
3) IMCExtendを起動し、agreement(同意する)ボタンを押して”Options->Backup”で”Backup vd0″を選択する。 tm0/id_dataもバックアップしておく。ダンプデータはux0:data/%name%.imgに保存される。
4) 不要なプラグインは全て無効にして再起動する。
5) ここから本格的な改造に入る。IMCExtendを開きagreement(同意する)ボタンを押し、”Extend internal ux storage”を選択する。
6) IMCExtendをflashして書き込んで良いか聞かれるので”Yes”を押すとインストールが始まる。
7) 完了するまでVitaには触らない。
8) 完了すると下のような画面が出るので、再起動かensoインストールかアプリ終了かを選択する。
9) ensoを使っている場合には○を押してenso installerを起動しensoをインストールする。このステップは絶対にスキップしてはならない。ensoを使っていないのであれば×で再起動する。
IMCUnlock/IMCExtend共に、これで恒久的に内蔵ux0ストレージが有効化されます。
今後もしファームウェアをアップデートする場合には、IMCUnlock/IMCExtendをインストールしたままだとVitaがbrickする可能性があるので問題がないかの確認が取れたことが公表されてから行うようにしてください。また、このハックにより恒久的に内蔵ux0ストレージが有効化されますから、元に戻すにはIMCUnlock/IMCExtendのメニューの中にある”Uninstall the mod”からアンインストールしてください。