GitHubで、VV1LD氏が4.05 PS4でHomebrewを起動することができるペイロードPS4 Homebrew ENabler(PS4HEN)をリリースしていました。
昨年末にPS4 4.05 カーネルexploitが公開されていからの動きがとても早いです。最近のトレンドですが、誰かが名声を独り占めするような動きは影を潜め、協力体制を確立する方法になっているため、一つのブレイクで成果が短期間で出やすくなっていると感じます。
今回のPS4シーンの流れを簡単にまとめると以下です。
SpecterDev氏がfail0verflowチームのものと同じPS4 4.05のカーネルexploitをリリース
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IDC氏がSpecterDev氏のものを改良したPS4 4.05 Kernel Exploitをリリース
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Flatz氏がPS4 PKGをインストールするための情報を公開
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PKGを生成するためのFake PKG Generatorなどが公開
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zecoxao氏がHomebrew(Hello World)をPKGファイルにしてPS4へで起動に成功
Test Application Hello World, PS4!と表示するtestapp.pkgで。
homebrew successfully running on 4.05 ! thanks to @VVildCard777 @3226_2143 @psxdev and @flat_z for the guidance (picture courtesy of @VVildCard777 ) pic.twitter.com/h2LtBqdfPK
— Smug Nia :3 (@notzecoxao) January 16, 2018
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VV1LD氏がHomebrewを起動するためのPS4HENをリリース
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1.76の時にバックアップ起動の証明のために名前が出てきた『P.T.』というPS4向けにかつて無料配信されていたホラーゲームがPSXHAXで起動したという報告。
『P.T.』は今はPlayStation Storeからも削除されかつ再ダウンロードもできないゲームですが、『P.T.』がPKG化されたものが他人のPS4で起動するということは、バックアップ起動ができているということになります。ついに1.76でしかできなかったことが4.05でできるようになってきましたね。今はWindowsからPayload Sender/Loaderなどを使ってローカルネットワーク上のPS4に送り込んでやる必要があるためちょっと面倒な手順が必要ですが、おそらくもう少し使いやすいものが今後開発されると思います。