Team-XecuterがNintendo Switchシーンへの参入を発表していました。
34C3でSwitchbrewメンバーによるSwitchのセキュリティ突破が発表されましたが、それはSwitchのファームウェア3.0.0のカーネルexploitの話でした。
Team-Xecuterが今回公表したのは
「インストールされてるファームウェアに関わらず全てのNintendo Switch本体におけるカスタムファームウェアへの扉を開くソリューション」
具体的には「任意のコードの実行とカスタムファームウェアパッチ」らしく、しかも”we think we’ve succeeded! “とあるので、単に参入を宣言したのではなくすでに何らかの実績を持っているようです。34C3での発表を受けての参入公表ですがSwitchbrewに先を越された印象を拭うための発表のように思えます。
今回同時にビデオがリリースされていますが、Switch起動時のSwitchロゴの前にXecuterのロゴが出ているのがわかります。
さらには「信じてもらえない人向けの証拠」として。Switch 1.0.0 – 2.3.0までのbootloaderのSTAGE2復号鍵を「F4ECA1685C1E4DF77F19DB7B44A985CA」だと公表しています。Switchbrewチームあたりがその鍵は本物だときっと証言する流れなのでしょう。
Team-XecuterはXbox 360時代にXboxシーンで活躍していたグループですが、個人で開発したものを公表する形ではなく、基板などの製品を販売するという、どちらかというとビジネスとしてXboxシーンを牽引していたグループです。
実力は折り紙つきですのでFakeだと疑う人は少ないと思いますが、SwitchシーンはSwitchbrewによるボランティアハックと、Team-Xecuterによるビジネスハックの2通りの進み方をする可能性が出てきました。
Team-Xecuterのものは3.0.0以下のファームウェアと言う条件に限定されないようですので、詳細の発表が楽しみです。