TheVergeで、マイクロソフトがモーションコントロールセンサーKinectの生産を終了したと伝えていました。
2010年のデビューからKinectは3500万台を販売、任天堂のWiiリモコン全盛時代にマイクロソフトのモーションコントローラーの提案として発売されたKinect。
Xbox 360の時代はオプション扱いでしたがXbox Oneでは当初はKinectありきと言われつつも結果的にはやはり単なるオプション扱いに終始し、最後の最後まで主役になることなく姿を消していくことになりました。
日本ではそもそもゲーム機市場でシェアが全く確保できずにいるマイクロソフトですからKinectが残したものは殆どないように思えますが、目で見たりタッチしたりするだけで Windows 10 デバイスにサインインできるWindows Helloや、Windows Mixed Reality対応ヘッドセットなどでKinectで培った技術は活かされています。決して無意味な存在だったわけではありませんが、現時点での事実としてKinectはその役割を終えたといえそうです。
私がよく足を運ぶ家電量販店のゲーム機コーナーにはKinectのデモ機が設置されていますが、いつ行っても誰もいない可哀想なコーナーでした。そもそも日本の狭い家屋とKinectは相性が悪い所に加えてマイクロソフトを求めるゲームファンが少なかったので、少なくとも日本では鳴かず飛ばずのまま、Kinectはその生涯を終えることになりそうです。