The Starで、任天堂が2019年にも小型版となるNintendo Switch miniを発売するかもしれないと伝えていました。
今回の話は噂というよりも予測に近いものです。
シティグループ証券のアナリストがNintend Switchについて「好調だが、誰もが据え置きゲーム機兼携帯ゲーム機として使うには大きすぎる」、つまり子供向けにはいまのSwitchのサイズと重量は快適に使うには不向きだとして、「子供をターゲットとしてより軽い、携帯機に特化したSwitchを発売するのではないかと予測」し、それは「Switch Miniと呼ばれるだろう」としています。
アナリストとは、公益社団法人日本証券アナリスト協会のウェブサイトによるとこう表記しています。
証券アナリストとは、証券投資の分野において、高度の専門知識と分析技術を応用し、各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルです。
こうしてみると、アナリストから見た任天堂の次の取るべき戦略は、3DSの役割を担う小型(当然安価な)携帯ゲーム機を発売するのが良いだろうと考えてNintendo Switch miniの必要性を説いているのだと考えられます。
確かにNintendo Switchで携帯ゲーム機としても据え置きゲーム機としても楽しめるというコンセプトは理にはかなっていますが、将来任天堂の有望な顧客となる子供達をターゲットにしているのかという点では確かに疑問は残ります。その意味ではコンテンツを共有できるNintendo Switch miniという選択肢は悪くない戦略です。ただ、miniまで据え置き機として使えるなどコンセプトも合わせてしまうとJoy-Conが相対的に小さくなるので逆に扱いにくくなります。
3DSの後継機としてNintendo Switch miniが現実的に存在価値を生み出すのは、携帯ゲーム機に特化(Joy-Conは外れない)して据え置きにもならないがmini向けコンテンツはオリジナルSwitchでもプレイできるスタイルにした時だけでしょう。miniにしないのであれば3DSの後継機はスマートフォン向けコンテンツにすると方針変換し、携帯ゲームの専用ハード部門から撤退してSwitchに一本化するのも手かと思います。
ただ、3DSは単体で立体視を可能にするオンリーワンな存在なのでなくすのも勿体無いですね。