ツイッターで、Mathieulh氏がM33の10周年を記念して3.90-M33とDespertar Del Cementerioのソースコード公開していました。
先日Mathieulh氏4月2日にPSP時代のM33の10周年を記念してサプライズを用意すると発表していましたが、約束通り「サプライズ」を用意してくれました。
なんとなくそうじゃないかと思っていましたが、PSPのカスタムファームウェアM33と、PSPにパンドラバッテリーを使ってメモリーステックからCFWをインストールできるようにするDespertar Del Cementerioのソースコードが公開されました。
Happy M33 10th anniversary everyone!
As of today M33 along with Despertar Del Cementerio are now officially open source! (under GPLv3).#M33— Mathieu Hervais (@Mathieulh) April 1, 2017
みなさんM33の10周年記念です!今日はM33とDespertar Del CementerioをGPLv3のもと公式にオープンソースとします。
Here are links to the repositories:
Despertar Del Cementario:https://t.co/UZBxnXo3C2
M33: https://t.co/LasH3IgYfNEnjoy! #M33
— Mathieu Hervais (@Mathieulh) April 1, 2017
以下がリポジトリのリンクです。
Despertar Del Cementario: https://github.com/mathieulh/Despertar-Del-Cementerio
3.90-M33: https://github.com/mathieulh/3.90-M33
みなさんどうぞ!
Dark-AleX氏が中心となって開発されていたM33チームのPSP CFWは現在でもePSPハックのベースとなっていますが、それを開発したM33チームの中心人物だった伝説のハッカーDark-AleX氏自身ある日突然引退して以降全く表舞台に出てきていません。
当時からCFWのソースコードは一切公開されなかったため、CFW M33の後に出たGENやME、PROといったCFWはM33を独自に解析して改良されたものでした。M33のソースコード公開はシーン開発者にとっては実は待望だったりします。
Despertar Del CementerioもMOD版が出ていましたが、これも同じでしょう。
開発者にとっては待望でも、さすがに今となっては過去の話ですのでユーザーにメリットは多くはないでしょう。開発者にとっても、当時ソースコードを所望していた人達は殆どがPSPシーンから手を引いていますから、ここから何かが生まれるとしてもブレイクスルーは生まれません。
ただ、Dark-AleX氏らM33チームの活躍を知る新たな開発者の参入というのは可能性が大いにあります。3.90-M33とDespertar Del Cementarioのソースコードの公開はある意味エポックメーキングな出来事になるかもしれませんね。