VG247で、Nintendo SwitchのCPU及びGPUのスペックが流出情報により明らかになったと伝えていました。
コメント欄でこの話を提供していただいておりましたが、ちょっと忙しくて記事にしている時間が取れませんでした(書きかけのまま放置してたんですよね)。今更ですがせっかくですので記事として書き上げることにしました。
今回のSwitchの情報はDigital Foundry(Eurogamerなどのサイトを運営している企業)が入手したリーク情報で、詳細はEurogamerに書かれています。
ちょっと長いので、その内容をまとめた記事を掲載したVG247の情報を使って日本語でまとめます。最新の情報だとSwitchは据え置きゲーム機状態だとより高性能になると言われていますが、それを裏付けるNintendo Switchのスペックが流出したことになります。
Switchにはドック装着状態とポータブル状態の2種類のパフォーマンス設定が存在します。パワフルなのはドックに装着してテレビに画面を出力する時の設定で、ポータブル状態よりも大幅にスペックアップします。残念ながらドック自体は電源を常時供給するだけのもので、GPUやCPUは搭載していません。ただし、ドック装着により常時電源を供給する状態で動作させるとSwitchはポータブル状態よりも高クロックで動作します。
SwitchのCPUコアは常時1020MHzで動作し、ポータブル状態からドックに装着するとメモリーコントローラーが1331MHzから1600MHzとなります。デベロッパーはメモリーのバンド幅を自由に利用できるのが特徴です。
また、ドック装着によりGPUは307.2MHzから768MHzへと変わります。ただし、同じTegra X1 GPUを使うShield TVが1GHzで動作していることを考えるとSwitchはドック装着状態でもアンダーパワーで設計されていることになります。
ポータブル状態でのスペックダウン(ドック装着状態と比較すると約6割減)はおそらく熱とバッテリー寿命を考えた試みで、6割減でも十分なスペックを持ち合わせていると判断されたと考えてよいでしょう。
ただし、今回の情報は任天堂の公式発表ではありませんので事実かどうかについては1月13日(金)13時からの正式発表を待つしかありません。発売は数ヶ月後の3月ですから時期的に今の時点での大手が報じるリーク情報はガセの可能性は低く、しかもある程度正確な情報であることが多いと思います。
何かとゲーム機はスペックが比較されがちで、新型ゲーム機は常に「次世代型」として扱われてスペックが大幅に向上するのが半ば常識となっていますが、Switchに関しては過去スペックをあまり追求してこなかった任天堂らしい割り切りがなされた設計となっているようです。