PlaystationHaxで、RichDevX氏がPS Vitaの専用メモリーカードとVitaとのデータのやり取りを調査するためのリサーチポードを発売したことを伝えていました。
RichDevX氏が一般的なmicroSDカードをVitaの専用メモリーカードに変換するアダプターを作成するプロジェクトを進めていることはお伝えしましたが、それが発売されることが明らかになりました。発売によってVitaシーンの協力を得るのが目的だと思われます。
— Richard L ✈ (@RichDevX) September 7, 2016
These boards expose the signal lines so researchers/students can analyze them without the risk of damaging their vitas.
— Richard L ✈ (@RichDevX) September 8, 2016
基板には信号線が見えてるので、調べたい方や学生さんはVitaにダメージを与えることなく色々解析できます。
Vitaを分解して直接ハンダ付けするといった作業が必要ないので、大切なVitaを壊すのを覚悟で手を入れるようなリスクは負わなくても済みます。
価格は1個10ドルで、2個目以降は2.5ドルになります(支払いはペイパル)。初期ロットの50個は9月12日に発送予定で、それ以降にオーダーされたものはバックオーダーの形となります。限定発売ではないようですね。
次回作る基板はSDアダプターになる予定だそうです。
前回紹介した時にVita専用メモリーカードをmicroSDのような汎用性のあるメモリーカードに変換するアダプターが出てくるのかと思った方もいるかもしれませんが、現時点では専用メモリーカードに対するデータのやり取りを調査するための基板でしかありません。開発者向けと言えます。
最終目標としてSDカードアダプターを想定しているようです。単に端子を変換すれば済むような単純な仕様ではないと思いますのでそこまで行き着くにはまだ時間がかかるでしょう。