ツイッターで、Team FreeKがPS Vitaでゲームデータをダンプすることができる”Vitamin”を開発し、その動画を公開していました。
普通に考えたら「Team FreeKって誰?」となり、Fake濃厚となるところですが、Fakeとも言い切れない状況のように思えます。
Vitamin for your PlayStation(R) Vita (Proof of Concept video) : https://t.co/NXK4rCty7f
— Team FreeK (@teamfreek88) August 27, 2016
最初にツイッターで公開した動画は現在非公開になっています。かわりにTeam FreeKが公開しているのが下の動画になります。
Team FreeKのツイッターアカウントは8月25日に作成されてます。この事実だけ見たらやはり「Team FreeKって誰?」、となりFakeと片付けたくなります。
ところが動画を見る限り、わざわざ長い時間ノーカットで撮影しているのを見てもFakeとは考えにくい印象を持ってしまいます。普通ポッと出はFakeと相場が決まっているんですが…
更には今日まででわずか5ツイートしかしていないTeam FreeKのツイッターアカウントですが、途中でwololo氏とHackInformer氏、PlayStationHaXに自分でPRツイートをしたので、それぞれのサイトが当然紹介するわけです。情報拡散の方法として、上手いと思います。
https://t.co/lEFhBbtzq3
Check out the very first PSVita game dumper by Team FreeK ! @frwololo @HackInformer @PlayStationHaX— Team FreeK (@teamfreek88) August 27, 2016
動画を見てわかる事実は3つ。
・VitaminはHENkaku環境で動作するHoemebrewで、ゲームをダンプすることができる
・ダンプしたゲームをVitaminでVitaにインストールして起動することができる(動画ではダンプした後にLiveAreaから元のゲームを削除してからダンプデータをインストールして起動=バックアップ起動に成功している)。DRMまで解除しているわけではないと予想。
・なんと、プラグインの動作にも成功している。バックアップ起動後のタイトルのところで(おそらくSELECTボタンを押したタイミングで)VITAMIN IN-GAME PLUGIN HELLO WORLDの文字が表示されている。
バックアップ起動とプラグイン実装ですよ。これ。FakeではないとしたらTeam FreeKはポッと出の開発者ではないとしか考えられません。
何人かの方からコメントいただいておりますが、Vitaの違法コピーが出回っているとか。そのことは敢えて記事にはしませんでしたが、Homebrew起動(HENkakuのHENはHomebrew Enablerのこと)と違法コピー起動が表裏一体化すると、すべてひっくるめて違法行為に分類されてしまうことは過去の歴史から明らかです。Vitaにもそういう時代が到来しつつあるようです。