Maxconsoleで、ニンテンドーの次世代機NXはx86アーキテクチャになると伝えていました。
情報源は海外の掲示板Redditに投稿されたuntypedhero氏の書き込みです。カッコ内は私の個人的憶測です。
・x86アーキテクチャ採用
・ニンテンドーサーバーへのデータバックアップ機能(マイニンテンドーのサーバー?)
・追加スクリーンサポート(セカンドスクリーンだけじゃない?)
・現行機タイトルの移植が容易に可能(後方互換はソフトウェアエミュレーション?)
・スマートデバイスアプリ連携(スマホやタブレットとの連携)
・NXのソフトウェアでマイニンテンドーのポイントをアンロック(微妙に意味不明。マイニンテンドーポイントを使えるという意味か?)
信頼できる情報筋からの情報だそうですが、そもそも単なる掲示板の書き込みなので100%信用できるかどうかはわかりません。一方でHardcore GamerによるとRedditのモデレータはuntypedhero氏を信用できるユーザーとして公認しており、ニンテンドーのディベロッパとコネクションがある人物であることを認めているとか。
AMDがニンテンドーNXのプロセッサを開発という情報が昨年末にありました。その話とも合致します。x86かARMの選択肢がありましたが、NXはx86で開発が進んでいるということになります。
これはPS3からPS4へのモデルチェンジでソニーが選択した方向性と同じで、PCと同じx86アーキテクチャへの移行によりタイトル開発におけるディベロッパへの参入のしやすさを重視した結果と言えます。事実、PS4は現在成功を収めていますので方向性としては決して間違いではありませんし、Wii Uでサードパティーからのサポートが十分得られず苦戦を強いられていることの改善が任天堂にとって最も重要なファクターだったことが分かります。
一方でx86を採用することによりXbox OneやPS4にとどまらずPCとのハードウェア的な差別化が図れなくなりました。アーキテクチャが異なるため後方互換はなくなりますが、Wii Uタイトルを移植することができるとなっているので、おそらくソフトウェアエミュレーションで行くと決めたのでしょう。Windows向けWii UエミュレータCemuがかなりの速度で動いているのであれば非現実的な話ではありません。
こうなってくると、ソニーもマイクロソフトも任天堂も一部専用ハードを開発するだけでPCで動く専用OSを開発し、ソフトウェア的に色々制限設けてユーザーへのアクセス制限ガチガチにしてることと同じになります。専用ハードの存在意義はあるのでしょうか。
汎用性のあるPC系パーツの流用はコスト的なメリットがありますのでユーザーには恩恵がありますが、ゲーム体験で差別化するしかない道を一番最後に選択した任天堂には厳しい競争が待っています。