日本経済新聞が、Wiiに比べ販売が振るわず回復が見込めないため任天堂はWii Uの生産を年内にも終了すると伝えていました。
任天堂は今年次世代機NXを発売する予定です。通常次世代機が発売された後も旧型機はしばらく生産は続くのが通常ですが、Wii U GamePadという特徴的なコントローラーの存在が仇となり、サードパーティがゲーム開発を敬遠した結果「消費者に訴求できなかった」ことがWii U販売不振の原因です。
任天堂は今年発売する次世代機NXに「経営資源を集中的に投入」するため、早めにリスクを切り捨てるという決断をしたことになります。
実はすでにWii Uの一部部品は生産を中止しており、早ければ年内にも在庫自体がなくなることも日経は伝えています。Wii U年内生産終了は早くから任天堂は決めていたのかもしれません。
NXへのバトンタッチでWii Uを終息することになりますが「任天堂は(Wii U向けの)新規ソフトの開発は今後も続ける」としていることと、過去任天堂は1世代前のゲーム機への後方互換は必ず取ってきたことからWii UのゲームをNXでプレイできればユーザーとしては問題がないとは思いますが、NXにはWii U GamePadに相当する大画面付きコントローラーがあるという情報はありません。
特許に書かれていたコントローラーのように小画面なら実現可能かもしれませんが…
これではWii U GamePadの代わりにはならないですよね。
[追記]
ファミ通.comが任天堂に取材したところ、任天堂広報グループは、報道内容は任天堂からの発表ではなく、来期以降もWii Uの生産を続ける方針と回答したと伝えていました。