wololo.netで、Hykem氏がリリース予告をしていたニンテンドーWii UのIOSU 5.5exploitの現在の状況を伝えていました。
Hykem氏がニンテンドーWii Uの5.5.0でも有効な、IOSUで動作するexploitをリリース予定と発表していましたが、そもそもクリスマスプレゼントには間に合いそうにないとされていました。
現時点でそれ以降情報がなくクリスマスどころか年越しまでしてもなおリリース予定の話しすら聞こえてきませんが、リリースは今でも予定はされているようです。
ただ、実はここしばらくの間にかなりの紆余曲折があったことが明らかになりました。
まずは驚くべき事実から。実は勘違いだったのですがリリースが遅れた直接の原因は3DSシーンの進展と無関係ではなかったのです。
smea氏と一緒に32C3で3DSハックを発表したplutoo氏がツイッターにこんな写真を公開していました。
?!?!?! @smealum @naehrwert @Slashmolder pic.twitter.com/2K2YmbJbfr
— plutoo (@qlutoo) January 3, 2016
「hello from iosu kernel」
と表示された下に16進数のキャラクターが表示されている(っぽい)のが分かります。
これ、Hello Worldですね。しかもカーネルアクセスを実現していることを表現しているようです。
これを見たHykem氏は、その16進数が何かのキーの頭部分であることに気がつき、自分が見つけていたIOSU exploitのものと同じだと気が付いたのです。つまり、plutoo氏も同じ5.5 IOSU exploitを見つけたも同然だ、と。
Hykem氏はさらに自分は時間がかかっていまだに完成していないので素直に先を越されたことを認め、あとはplutoo氏に譲ろうと考えたのです。
実はplutoo氏はこのexploitをnaehrwert氏と共に見つけていました。
そこでzecoxao氏がnaehrwert氏にチャットで聞いてみたところ、リリースする意思が全くないことが判明しました。
そのことがGBATempに投稿され、あれ?と言っているそばからHykem氏自身もnaehrwert氏にリリースの意思がないことを直接聞いており、更にはそのexploitはHykem氏のものとは別のexploitであることも発覚したことを明らかにしたのです。
要するに、Hykem氏の早とちりで一時的に開発が滞っていたから何も進展がないように見えたということになります。
今はHykem氏は開発継続を宣言していますので、遠くない将来Wii UのIOSU exploitはリリースされることになるでしょう。
最後に、この話を調べてまとめてくれたwololo氏に感謝します。彼は最近Wii Uのみならず3DSやPS4まで色々進展してることにワクワクしてるみたいです。