Maxconsoleで、modrobert氏がニンテンドーWii U初のバックアップローダーloadiineの動画を公開したことを伝えていました。
Wii Uと言えばカーネルexploitの発見や非署名コードを実行できるネイティブexploitの話題がありましたが、その成果なのかは不明ですが、RPXローダーだというものが動作している動画が公開されました。
RPXと言うのはWii Uで実行可能なファイル形式のことです。動画の内容から以下の動作をしていることが分かります。
ブラウザからのアクセス=Webkit exploitで起動したloadiineの画面に
Press A to install rpx
Aボタンでrpxをインストール
という項目が出てきます。
その後多分Aボタンを押しているのだと思いますが、一旦メニューに戻ってブラウザを立ち上げると、一瞬出るアドレスバーに
http://192.168.0..48/loadiine/payload532.html
と表示が出てちょっと待たされた後にバックアップゲームと思われるものが起動しています。
その動作からも分かりますが、Webkit exploitを使ってloadiineを起動後、Wi-Fi経由でPCにアクセスし、そこからバックアップデータを読み込んだ後に実際にそれが起動するという仕組みのようです。
Wii UでWii Uゲームのバックアップ起動が可能になったと言うのは今回が初めてです。現行世代のゲーム機でのバックアップ起動としても初ですね。
残念ながらWebkit exploitの対応バージョンの関係上、Wii Uのファームウェアは5.3.2までしか対応していません。5.3.2は昨年12月にリリースされたバージョンですので、それ以降に発売されたゲームのプレイをしたことのある方や、eショップに接続したことのある方は5.4.0(Webkit exploitが対策されてしまったバージョン)以降にアップデート済みの可能性があります。もしファームウェアが5.3.2ならとりあえずアップデートをしない方がいいかもしれません。
今後Wii Uの中古価格相場が上がってしまうかもしれませんね。