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任天堂新社長に君島達己氏が就任

任天堂が、平成27年9月14日開催の臨時取締役会において、岩田聡氏の死去に伴い空席になっていた代表取締役に君島達己氏が就任すると発表していました。

任天堂社長の岩田聡氏の訃報から2ヶ月、カリスマ経営者を失った任天堂の次期代表に誰が就任し、どう舵取りをして行くのかが注目されていました。

海外メディアでは宮本茂氏が次期社長の有力候補として名が挙がるなどしていましたが、最終的には専務取締役だった竹田玄洋氏と宮本茂氏は9月16日付けで新設された「代表取締役の中から選定し、高度な知識と豊かな経験をもとに、専門領域において組織運営に関し指導・助言を行う職位」という新職”フェロー”に就任しています。

君島達己氏は昭和25年生まれの65歳、もともとの肩書きは常務取締役、経営統括本部長兼総務本部長で、旧三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)出身で株式会社ポケモン代表取締役やニンテンドーオブアメリカCEOなどを歴任してきた人物です。

で、気になるのは「君島達己氏って誰よ?」

「君島達己」をGoogleで画像検索するも、出てくるのは岩田社長ばかり。仕方がないので過去のニュースを漁ったところ、任天堂・岩田社長が辞任否定 手詰まりで不振続くも「まだ困っていない」のニュースの写真に写ってました。岩田聡氏の横に君島達己氏が!

任天堂の社長は広告塔を兼ね、ニンテンドーダイレクトで直接お届けにくるわ、カンファレンスのパフォーマンスで拍手喝采を得るわ、ウェブサイトで社長が訊いて好評を得るわと勝手なイメージを植え付けて「岩田氏を超える適任者がいない」と思っておりましたが、いわゆる普通のサラリーマン社長だと思えば納得の人選です。

Appleはスティーブ・ジョブズ氏亡き後も代わりにティム・クック氏が舞台に立ってAppleの顔の役割を継続していますが、元銀行マンのいかにもサラリーマンな君島氏がE3の舞台に立ってNX発表するの?いや、それは想像できないですよね。

多分そういった今までの宣伝方法含めて大幅な戦略見直しをこれから図るのだと思います。

今まであまりメディアの表舞台に登場してこなかった君島氏なので要らぬ想像をかき立てられてしまいますが、もし発言に力のあるカリスマ経営者的な魅力を持っていたのならごめんなさい。とりあえず世界が注目する任天堂の社長としての発言力に期待してみます。

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