ツイッターで、Mr.Gas氏がVitaのゲームカードをダンプし、メモリーカードからそのダンプデータを起動させることに成功したと報告していました。
vita cartridge dumped and it's working from ux0 !!
.https://t.co/VOmrJ7KkX5— mr.gas (@gabaas1) August 9, 2015
Vitaのカードリッジダンプ。ux0から動いたよ。
ux0とはVitaのメモリーカードのことです。そのデータをメモリーカードに書き込むことで(EML File Generatorを使ったのでしょうか)バックアップゲームが起動できてしまうみたいです。
そのつぶやきに対してMajor_Tom氏は以下のように述べています。
.@gabaas1 if this gets released, this won't allow piracy, at least not at first
— Major_Tom (@MajorTomVita) August 9, 2015
仮にそれが公開されたとしても、違法コピーを認めるものではありませんよ。
Mr.Gas氏が公開した動画を見ると分かりますが、起動時にエラー(C0-10310-5 : 調べましたがエラー内容は分かりませんでした)が出ています。単純なコピーだと起動しませんが、起動時にゲームカードを挿入しておくことでその後ゲームを終了してもエラーなく起動することが分かります。電源を切ったらどうなるかはこの動画では分かりません。
おそらく電源を一旦切ってしまうとバックアップ起動には再びゲームカードが必要なのではないかと思いますが、Vitaで初めてバックアップ起動を実現したことは間違いなさそうです。
ゲームカードのダンプ方法やメモリーカードへの具体的な書き込み方などは公開されていないため、今後の興味はMr.Gas氏がそれを公開するかどうかに移ります。少なくともVitaではゲーム起動時にゲームカードを何らかの形で一回だけチェックしていることが分かりましたので、そのチェックを回避する方法が出てきてしまうと違法コピー起動が可能になってしまいます。
現状ではバックアップ起動には必ずそのゲームカードが必要なようですので、純粋なバックアップ起動だけが可能になったということのようです。
[追記]
追加情報です。Mr.Gas氏によるとやはりVita再起動の都度ゲームカードが必要とのことでした。