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AMDがニンテンドーNXのプロセッサを開発か

VG247で、任天堂の次世代機”NX”向けのプロセッサーをAMDが開発している模様だと伝えていました。


任天堂はWii UのGPUとしてAMDを採用していますが、噂が本当であれば次世代機ではIBMのPowerPC系とは手を切りAMDのプロセッサを採用するという事になります。

昨年12月、全米有数の金融企業Raymond James社のテクノロジーカンファレンスで、AMDの最高財務責任者である Devinder Kumar氏は
「1つはX86プロセッサでもう一つはARMプロセッサだ。少なくとも1つはゲーム機向けにはとどまらない。それ以上は今は答えられない」
と語り、2種類のセミカスタムチップを開発していることを明らかにしています。そのうち1つに関しては「ゲーム機用途にとどまらない」とされたため、少なくとも残り1つはゲーム機用ないしはゲーム機に関係のある製品向けではないかと当時から推測されていました。

今回AMDのAMD代表取締役社長兼最高経営責任者である Lisa Su氏が「セミカスタムチッププロジェクトの契約では100万ドル相当の販売を見込んでいる」と語ったことが明らかになりました。ゲーム機であることとその規模からそのセミカスタムチップはNX向けではないかというのが噂の出所のようです。

気になるのはPowerPC系のCPUを変更する事で後方互換性の確保がソフトウェアエミュレーションに限られてしまうことです。スペック的にはエミュレーションでも問題なさそうな気もしますし、そもそもNXのOS自体がAndroidベースになるという噂もありました。OSがAndroidベースなら後方互換はソフトウェアエミュレーションというのは十分あり得る話ですし、ライバルであるPS4は後方互換性を実装せず発売して順調に市場に受け入れられてきていますので、任天堂が後方互換に拘ってPowerPC系統のプロセッサに執着する必要は実際にはないからこそAMDへのスイッチを決めたのかもしれません。

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