wololo.netで、PS Vitaの3.51でパブリッシャーライセンスがなくてもRejuvenateを利用できるようにするPSM+が/talkフォーラムメンバー向けに一般公開したことを発表していました。
ニンジャリリースと同じ仕組みで徐々にアクセスできるユーザーを増やして行く形で公開されていたPSM+が/talkフォーラムの全メンバー向けに一般公開されました。PSM+のページにはここからアクセス可能です。
一応ニンジャリリースと同じ仕組みということで、一般公開(ただしフォーラムメンバーに限る)した後に細かい記事を書こうと思い、今まで概要しか記事にしてきませんでした。今回始めて記事として公開しますが、個人的に超多忙でやむなくwololo氏の文章をそのまま翻訳しただけになってしまいました。なお、Homebrew起動に必要なWindowsマシン(の完動品)が今手元にないため、実は私は一度も試せていません。そのためうまく日本語で表現できていない部分があります。ご了承ください。
PSM+とは
PSM+はソニーからライセンスを受けていなくてもPSMとPSM Unity(近日公開)へのアクセスを可能にするものです。これによりソニーがサービスを終了した後もPSM SDKとPSM for Unityを利用して開発やテストを行うことができるようになります。更にRejuvenateのようなハックによりPSM DevAssistantをインストールした端末で制限のないHomebrew起動が可能です。
Vitaのファームウェアは3.51以下に限られ、PSM DevAssistantがインストールされていることが必要です。
PSM+はPSM Unity Assistantアプリと互換性はありますが、rejuvenateハックがまだ対応できていません。PSM for UnityがあるのであればPSMアプリが起動するかどうかの確認のためにPSM+にチャレンジしてみても構いません。
PSM+の使い方
PSM+は以下の2ステップで実行できます。
1) eメールで特殊なライセンスが送られてきますので、それをVitaにインストールしてください。同時にPCにも必要です。
2) ライセンスの有効期限切れを防ぐため、毎日ライセンスのアップデートが必要です。これにもwololo.netのサーバーから送られたメールを利用します。
PSM+のウェブページについて
が可能です。ページへのアクセスは誰でもできますが、ツールへのアクセスには/talkフォーラムのアカウントを取得してログインしておく必要があります。
さあ、はじめよう
最初にPSM DevAssistantを起動すると”PlayStation Mobile Developer’s License could not be confirmed.”と表示されます。下記の最初の項目に従ってPSM+をインストールして端末をwololo.netにあるシステムでアクティベートします。今後メッセージを再び受け取ったら下記の2つ目の項目に従ってライセンスを更新してください。
PSM Dev Assistantがある場合
初めてPSM+を使うため、ライセンスも持っていない人はこちら
1 – Rejuvenateでsupport/run_publisher_utility.batを実行する
2 – PS VitaでPSM Dev Assistantを開き、VitaとPCを接続する
3 – “Device Name(デバイス名)”を入力する (“Key management”タブに表示されている)
4 – メールアドレスを入力する。Vitaで受信できるメールアドレスにすること
5 – submitボタンを押す
6 – PSM Dev Assistantを閉じ、Vitaでメールアプリを開いてメールが届いているか確認する
7 – メールの添付ファイルのうちどちらかをタッチする
8 – エラーとなるが、OKボタンは押さずにメールアプリを閉じたらもう一度メールアプリを開く。残りのファイルを同じようにタッチして、エラーになったらメールアプリを閉じる
9 – ダウンロードしたアーカイブを解凍する
10 – “PSM Publishing Utility”で”Import Publisher Key”ボタンをクリックし、解凍したアーカイブからファイルをインポートする
11 – “PSM Publishing Utility”で”Import Device Seed”ボタンをクリックし、解凍したアーカイブからファイルをインポートする
12 – “PSM Publishing Utility”で”Import App Key Ring”ボタンをクリックし、解凍したアーカイブからファイルをインポートする
13 – 次のライセンスの更新チュートリアルを実行する。
過去にPSM+を使ったことがあるけれど、ライセンスの更新が必要な人はこちら
1 – メールアドレスを入力する。Vitaで受信できるメールアドレスにすること
2 – submitボタンを押す
3 – Vitaでメールアプリを起動する前にPSM Dev Assistantを閉じておくこと
4 – Vitaでメールアプリを開いてメールが届いているか確認する
5 – メールの添付ファイルのうちどちらかをタッチする
6 – エラーとなるが、OKボタンは押さずにメールアプリを閉じたらもう一度メールアプリを開く。残りのファイルを同じようにタッチして、エラーになったらメールアプリを閉じる
7 – メールアプリを閉じる
8 – PSM Dev Assistantを開く
9 – これでRejuvenateのセットアップ実行が可能に(詳細はREADME.txtに記載)。PSMでゲームのビルドを行っても良い
PSM UNITY Dev Assistantがある場合
注意:Rejuvenateは現時点ではPSM Unity Assistantに移植されていません。PSM+でアクセスできるようにはなりますが、実際には移植されるまでRejuvenateは実行できません。
(Unity)始めてPSM+を使うため、ライセンスも持っていない人はこちら
1 – PCで”PSM Publishing Utility for Unity”を開く
2 – VitaでPSM Dev Assistant for Unityを開きVitaとPCを接続する
3 – “Device Name(デバイス名)”を入力する (“Key management”タブに表示されている)
4 – メールアドレスを入力する。Vitaで受信できるメールアドレスにすること
5 – submitボタンを押す
6 – PSM Dev Assistant for Unityを閉じ、Vitaでメールアプリを開いてメールが届いているか確認する
7 – メールの添付ファイルのうちどちらかをタッチする
8 – エラーとなるが、OKボタンは押さずにメールアプリを閉じたらもう一度メールアプリを開く。残りのファイルを同じようにタッチして、エラーになったらメールアプリを閉じる
9 – ダウンロードしたアーカイブを解凍する
10 – “PSM Publishing Utility”で”Import Publisher Key”ボタンをクリックし、解凍したアーカイブからファイルをインポートする
11 – “PSM Publishing Utility for Unity”で”Import Device Seed”ボタンをクリックし、解凍したアーカイブからファイルをインポートする
12 – “PSM Publishing Utility for Unity”で”Import App Key Ring”ボタンをクリックし、解凍したアーカイブからファイルをインポートする
13 – 次のライセンスの更新チュートリアルを実行する。
(Unity)過去にPSM+を使ったことがあるけれど、ライセンスの更新が必要な人はこちら
1 – メールアドレスを入力する。Vitaで受信できるメールアドレスにすること
2 – submitボタンを押す
3 – Vitaでメールアプリを起動する前にPSM Dev Assistantを閉じておくこと
4 – Vitaでメールアプリを開いてメールが届いているか確認する
5 – メールの添付ファイルのうちどちらかをタッチする
6 – エラーとなるが、OKボタンは押さずにメールアプリを閉じたらもう一度メールアプリを開く。残りのファイルを同じようにタッチして、エラーになったらメールアプリを閉じる
7 – メールアプリを閉じる
8 – PSM Unity Dev Assistantを開く
9 – これでRejuvenateのセットアップ実行が可能に(詳細はREADME.txtに記載)。PSMでゲームのビルドを行っても良い。
トラブルシューティング
PSM Daily fileのメールは届くがライセンスのメールが届かない
別のメールプロバイダで試してみるとか、PCで一旦受信後にVitaで使うメールアドレス宛に転送するなどしてみてください。
チュートルアル通りにやってもアプリ起動で80010020エラーが出る
80010020エラーはライセンスによるPSM Daily fileの有効期限に関係しています。ライセンスを更新することで回避できます。
チュートルアル通りにやってライセンスも更新したが”Failed the authentication to execute application. Please re-create a Device Seed and App Key using with PSM Studio or Publishing Utility”というエラーが出る
このエラーは複数の原因で起こりえます。基本的にはPS VitaとPCの鍵ファイルの不一致が原因です。一度VitaとPCで鍵に関する設定をすべて消去してみてください。
・Publishing Uility (for Unity)のメニューでFile > Delete all Device Seed and App keyを選択する
・すべての”Key Management”タブ(Publishing Uilityにある)の”Application ID”を全部マイナスボタンクリックで削除する。
・PSM DevAssistant (for unity)が起動しないのを確認した後、メール部分をやり直してください。
PS Vitraでメールは受信できるが添付ファイルは存在せず本文に意味不明な文字列が並ぶ
この症状はHotmailや一部プロバイダで発生することが確認されています。
Hotmailをお使いの場合はPOP3サーバーではなくIMAPサーバーを使うことで直ります。
それ以外にも他のメールアドレス、例えばGmailなどを使うことでも不具合は回避できます。