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PSM+ベータテスト 規模を拡大して展開中

/talkフォーラムメンバーに対してPSM+ ベータテストを開始

したことをお知らせしましたが、当初はアクセスできるメンバーが限られるニンジャリリースと同じ方式のため、少数の限られたメンバー向けの、正真正銘クローズドベータテストというべき状況でした。

あれから日数も経ち、ニンジャリリース同様/talkフォーラムのPSM+申し込みサイトにアクセスできる人数も格段に増えました。現状についてお伝えします。

PS VitaでネイティブHomebrewを起動させるためのプラットフォームRejuvenateはソニーのPlayStation Mobileサービスをベースにしています。本来ソニーがPlayStation Mobileで設けている制限(有効期限付きの鍵で署名する必要があったりなど)をexploitにより回避し自作コードを実行できるようにするのがRejuvenateです。また、本来は開発者向けの環境で自作コードを実行させるためにはデベロッパー登録(既に登録受付は終了)が必要です。その制限を回避する仕組みがPSM+です。

当初限られたメンバーしかPSM+申し込みサイトにアクセスできなかったのには理由があり、公開することでバグ修正のためのユーザーからのフィードバックが期待できるものの、Major_Tom氏とYifanLu氏、Mr.Gas氏が修正をしたところで最終的にwololo.netのサーバーを管理するwololo氏が確認してファイル修正を行わないとそれが反映されません。組織的な作業ではなくあくまでも個人が時間がある時に個々に作業しているだけという物理的な各種制約があったこともあり、改良はかなり大変な作業であったことは間違いありません。

そして現在ではバグも修正され、10000人あまりがクローズドベータテストに参加できる状況になっています。

ここまでスムーズに来たのかというと、そうでもないようです。

まず、そもそもメールが届かないという報告が多数来ていたようです。以前は/talkフォーラムに登録されているアドレス宛のみに送信先が限定されていましたが、現在は変更ができるようになっています。メールが上手く届かない場合には他のメールアドレスに変えてみることができるようになりました。

メールに関するトラブルは実際届かない以外にもあったようで、添付ファイルがなく代わりに本文に文字列が大量にあったりといった報告もあったそうです。メールサービスによってうまくいったり行かなかったりがあると、/talkフォーラム登録アドレスしか選択肢がないことが確かに問題になってきますね。

また、届くメールのタイトルに日付と時間を入れて送られてくるようになりました。万が一メールが届かなかった時にいつのものが届かなかったのかを知るための材料が増えたという程度ですが、これも直接的には関係ないですがある意味Rejuvenateの進化の一つに数えてもいいかもしれません。

進化と言えば、Major_Tom氏がPSM+でfor unityを使えるよう準備してくれたためPSM UNITYのデータもメールで配信されるようになりましたが、肝心のRejuvenateの移植がまだ完了していないため実際に使うのは今後の開発待ちになります。

ネイティブハックだHomebrewだと今でこそVitaシーンは盛り上がりをみせているものの、Rejuvenateは既に対策され最新ファームウェアでは動作しません。時間が経過するにつれ「古いファームウェアでなら有効なハック」というレッテルが貼られてしまう可能性があります。これこそがソニーがPSPで学んだハッキング対策ですのでこうなることは自明の理ではありましたが、Rejuvenateをここで終わらせてしまうには非常に惜しいHomebrewプラットフォームです。

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