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PSPのOFW 6.61リリースに伴って動きが出てきました

PSPシステムソフトウェア バージョン6.61がリリースされたことに伴い、しばらく(というか数年)停滞していたPSPシーンが少し活気づいてきました。新ファームウェア6.61リリースに伴って6.61に対応したものがいくつか出てきたのでご紹介します。

[kxploit(カーネルexploit)]
●ツイッターで、qwikrazor87氏がPSPの6.61について(6.60で使われていた)kxploit(カーネルexploit)は6.61でも対策はされていないが、リブート中のどこかのタイミングで動かなくなっていることを明らかにしていました。6.61を出したからには当然カーネルexploitを潰してきていると思いきや、どうも違うようです。

[カスタムファームウェア]
●/talkフォーラムで、qwikrazor87氏がPSPのオープンソースカスタムファームウェア6.61 PRO-C f3をリリースしていました。(錦蛇さん情報ありがとね)

kxploitが生きているのであれば、あらたなkxploitを探さなくても(あるいは使わなくても)CFWのインストールができるということになります。そこで6.61 PRO-Cの登場となったようです。
ただし、qwikrazor87氏曰く「詳しく分かっていないから」という理由でパーマネントパッチ不要でCFW PROをPSPに恒久的インストールした状態と同等の動作をさせるcIPL Flasherは省いたそうです。PSPがBrickする可能性がありますから、確実にできるのでなければ省くという判断だと思います。
[追記]
6.60 PRO-C2と6.61 PRO-C2もリリースされました。やはりbrickする恐れがあるためcIPL Flasherは省かれています。

[ダウングレーダー]
●/talkフォーラムで、qwikrazor87氏がChronoswitch Downgraderをベースに6.61に対応するよう改良した6.61 Downgraderをリリースしていました。

これでPSPを6.61からダウングレードできるようになりますが、6.61から6.60はデータ破損扱いされてできないようです。なお、ベースとなっているChronoswitch Downgraderはソースコードが公開されていますが、ソースからビルドするとリブート後にうまく動かないため、バイナリエディタで編集したそうです。

[Hello World]


qwikrazor87氏に感謝。
作ってくれたバイナリーローダーは3.36/6.61どちらも動作完璧

Freakler氏はどうもexploitを持っているらしく(詳細は知りません)、qwikrazor87氏にバイナリーローダーを作ってもらったようです。そのバイナリーローダーがPS Vita(3.36)のePSP(中身は6.61)とPSPの6.61で動いたという話です。

PS Vita 3.36のexploit対策タイトルリスト:通称ブラックリストを見ると、3.36で新たに対策されたものが結構あります。リージョン違いで追加されたものもかなりありますので一気に大量に増えたとまでは言いませんが、日本版だと『ナルト 疾風伝 ナルティメットインパクト』『魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE』が新たに追加されています(『魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE』は以前より発見報告を受けていたダウンロード版ありのexploitですが、対策されてしまいました)。

根本的にePSPでバイナリーローダーが絶対動かないように対策されることはないのでHello Worldについては驚くに値しませんが、3.36/6.61でもとりあえず自作コードの実行はやっぱり可能でしたという事実は明らかになりました。

PSPは本来なら6.60で終息するはずだったと思います。今後もVHBLなどのePSPハックが続くとPSPのファームウェアもまだまだアップデートされるかもしれません。今回の6.61リリースにはそんなソニーの意気込みを感じずにはいられません。

ついでに10年前のゲーム機をアップデートする粋なソニーさんへ。
ブラックリスト追加してユーザーに圧力かけるのであれば、1年前のXperiaをアップデートしない日本の携帯電話キャリア会社にも圧力かけてください。私のXperia AはLollipop動くはずです。

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