Team Cobraが、PS3 v4.65の4kモデル以外の旧型でCobra ODEを動作可能にするアドオン基板 Cobra DMCを正式発表していました。(albeartさん情報ありがとね)
PS3の光学ドライブエミュレータCobra ODEのファームウェアアップデートCobra ODE Firmware v2.2がリリースされた時に、v2.2で4Kモデルだけでなく全モデルをサポートできるようになるが、PS3 Super Slimと呼ばれる4kモデル以外に関してはCobra DMCという別部品の購入が必要だとお伝えしました。
このCobra DMCはCobra ODEに追加するアドオンハードウェアになります。PS3の最新ファームウェアであるv4.65で、ディスクスワップと呼ばれる、途中でオリジナルディスクからBD-Rディスクに入れ替える手法でCobra ODE v2.2によるバックアップ起動をSuperSlim以外のPS3で実現するものです。SuperSlimモデルに関してはディスクの入れ替えは物理的に蓋をスライドさせることで可能ですが、旧モデルの場合はディスクドライブがスロットイン方式なので機構自体が異なります。スロットイン方式のディスクドライブで、ディスクスワップ、すなわちディスクを交換したとハードウェアに検知されないようにする仕掛けを実装するための追加ハードウェアがCobra DMCです。
今回公開されたのは以下のCobra DMCの写真のみです。製品版は9月の末には販売店に入荷する予定です。
Team CobraではCobra DMCが対象とするPS3を4kモデル以外の”全モデル”(PHAT PATA、SATA PHAT、2k、2k5、3k)としています。
Cobra ODEのv3/ v4/ v5ハードウェアはCobra ODE Firmware v2.2にアップデートすることでPS3 v4.65の4kモデルに、更にCobra DMCをアドオンすることでそれ以外のモデルに対応することになります。
Cobra DMCのモジュールではActel FPGAを搭載し、ピックアップレンズユニットとディスクイジェクトをコントロールすることでドライブコントローラーにディスクイジェクトを検知されないよう制御を行っているそうです。
今回は光学ドライブエミュレータ対策の4.65に対応するために追加ハードウェアが必要になったということになりますが、次のPS3のアップデートでも何らかの対策が施されるのは間違いありませんので、ソニーと次の一手に注目が集まりそうです。