MTcardチームが、ニンテンドー3DS用Flashcart MTcardをアップデートするMTcard Hardware Ver2.0 & Software V2.0をリリースしていました。
ニンテンドー3DSの最新ファームウェアであるv8.xのemuNANDに対応したGateway OMEGA 2.3bがリリースされました。OMEGAから何らかのエッセンスを頂いてもう一つのFlashcartのMTcardもemuNANDの8.x対応をしてくるだろうとは思っておりましたが、MTcardチームの公式発表を見る限りそんなことは一言もアピールしていません。実際8.1のemuNANDをサポートしているのかどうか全く分かりません。私はMTcard自体所有していないので確認もできません。使えたよーという方がいたらコメントください。
MTcardにはGateway 3DSのクローンであることをアピールするようなOMEGA 2.3の後追いではなく、Gateway 3DSと差別化を図ろうという意図を感じます。それが今回のリリースに現れています。
MTcard Hardware Ver2.0はWindows PCからMTcard本体のFPGAを書き換えてアップデートを行うもの(MTCardUpdater v2.0.exe)で、Software V2.0はSDカードにコピーするLauncher.datなどです。
このv2.0の最も大きな特徴はセーブデータを改変するSaveEdit機能、いわゆるチート機能の実装です。
MTcardオリジナルのチートデータベースに登録されているタイトルにしか対応していませんが、そのデータベースもCheat database Ver1.0として個別に配布(MT card Hardware Ver2.0 & Software V2.0にも、データベース本体のcheat.datは含まれています)されていますので、今後サポートタイトルを追加して行く計画です。
Cheat database Ver1.0でのサポートタイトルは以下です。
- モンスターハンター3G
Newスーパーマリオブラザーズ2
デビルサマナー ソウルハッカーズ
戦国無双クロニクル2nd
Theatrhythm – Final Fantasy
SDガンダム GGENERATION 3D
マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー
ペーパーマリオ スーパーシール
キングダム ハーツ 3D [Dream Drop Distance]
対応タイトルが少ない気がしますが、サポートタイトルのほとんどは実は日本版ばかりで、上記の海外版があと4つリストアップされているだけです。そこから察するに、MTcardは日本でしかほとんど売れていないのではないでしょうか。
そのデータベースであるcheat.datはLauncher.datなと同じ、SDカードのルートにコピーして使います。
SaveEdit機能自体のアプリケーションはSave Editorと呼ばれており、v2.0ではLボタンを押しながら本体設定 -> その他の設定 -> ユーザー情報 -> DSソフト用設定で表示されるMTメニューの中にありますが、将来的にはSTARTボタンを押して起動できるようにするそうです。SELECTでバックアップゲームセレクトはGateway 3DSと同じですが、STARTボタンでSave EditorというのはMTcardオリジナルです。
その他、「ユーザーからのリクエスト」で128GBまで対応したexFATフォーマットのmicroSDカードにも対応しました。Gateway 3DS見たユーザーから要望が届いたのでしょうか?ユーザーリクエストを引き合いに出してGateway 3DSの後追いではないことをアピールしているようにも感じます。
また、smea氏が協力をしたようで、3DSのHomebrew起動のサポートも追加されました。
SELECTボタンを押した時に表示されるROMアイコンも「より直感的に分かりやすく」表示されるようになる改良も加えられています。
Gateway 3DSもそうですが、Flashcart関連の記事を書くと中国人運営らしい販売店の販売ページやその販売店のプログに思いっきり転載されます。最近GameGazフォーラムにもその手の記事ばかりが投稿されます。シーンが盛り上がるのであれば目くじら立てるようなことはしませんが、単に無断転載されているだけで私は一切感知しておりませんし、転載許可も出しておりません。