任天堂が、ニンテンドー3DSの本体更新を行う7.2.0-17Jをリリースしていました。
前バージョンの7.1.0-16Jから2ヶ月半後のアップデートです。
7.2.0-17Jへの更新による主な変更点
- 「保護者による使用制限」の機能追加
保護者の方のメールアドレスをあらかじめ登録しておくことで、
暗証番号をお忘れの場合に、解除方法をメールで受け取ることができるようになりました。- システムの安定性や利便性の向上
より快適にお楽しみいただけるよう、システムの安定性や利便性を向上いたしました。
ペアレンタルコントロールの暗証番号って良く忘れるので非常に助かるアップデートです。それ以外にはいつもの「システムの安定性云々」の文言のみです。
3DBrewによると、細かい点が修正されているのが分かります。
7.2.0-17xで変更されている中で、注目すべきは以下の変更です。
本体設定、Nintendo eShop、NNID(ニンテンドーID設定)の各アプリケーションのアップデート(これら3つのアプリケーションのみ7.0.0-13で追加されたNCCH暗号化が使われている)
FlashcartについてはPongs Updatesによると、新規ではほとんど何も対策されていないようです。7.1.0-16Jで動作していたものは7.2.0-17Jでもそのままで動作するようです。
問題はGateway 3DSやMT-Cardですが…
GBATempによると、これら3つのアプリケーションの暗号化が原因でGateway 3DSのemuNANDでは動作しなくなっているそうです。
完全にGateway 3DSを狙い撃ちしていますね。
これに対して、Homebrew起動やオンラインプレイ、セーブデータバックアップに2.2 OMEGAで対応したばかりのGateway 3DSチームは、ユーザーからのフィードバックで対策されたという情報は得ているとして、次のようなコメントを出しています。
「最新ファームウェアで追加された暗号化パズルを頂こうとしてますが、デザートのお味は食べてみなきゃ分かりませんね。残念ながらまだデザートが食卓に並んでいないませんが、美味いことには違いないでしょう。」
日本人にはニュアンス的に把握し辛いアメリカンなことわざで書かれているので、敢えて意訳してみました。論より証拠だけど、もうちょっと待ってねという感じでしょうか。Gateway 3DSチームはやる気満々です。
その一方で、MT-Cardチームは特に7.2.0-17xについての言及がありません。もともとGateway 3DSのLauncher.datを使い回すクローン系ではありますが、独自で何らかの対応をするつもりはないのかもしれません。