wololo.netで、PSPの公式ファームウェアを解析してオープンソースとして公式ファームウェアを作るuOFWプロジェクトが数名の開発者で再開されたことを伝えていました。
uOFWはPSPの公式ファームウェアを丸ごとリバースエンジニアリングしてオープンソースファームウェアを作るという意欲的なプロジェクトでした。もう一つの公式ファームウェアとして非署名コードをそのまま実行できる環境ができますから理想のPSPを目指した試みだと言えます。
2011年から動いていたプロジェクトですが、なかなかすんなり進展しなかったまま月日は流れ、実は2ヶ月前にプロジェクトの主要メンバーであるFelix Dev氏が「時間と体制が整わない中ではプロジェクトを継続できない」と継続断念を示唆していました。
このままフェードアウトしてもおかしくない状況でしたが、数名の開発者が新たに解析に加わり、下記の2つのモジュールの解析が始まりました。
sceIdStorage: https://github.com/uofw/uofw/tree/idstorage
smodule manager: https://github.com/uofw/uofw/tree/modulemgr_updated
uOFWは蘇りました。完成すればかなり魅力的なプロジェクトですので個人的には大きな期待を寄せています。
uOFWチームでは引き続き解析に参加してくれる開発者を募集しています。しかし現在のモジュール解析状況を見ると分かりますが、まだ手つかずのモジュールが数多くあるため早急に成果が得られる状況ではありません。
プロジェクト開始時はまだモデル末期とはいえPSPの時代でしたが、今既に生産終了に向けたカウントダウンが始まっていると言っても過言ではありません。過去の歴史になろうとしているPSPがまだ現役ゲーム機である間にuOFWが完成するのはかなり難しいのではないかというのが正直な感想です。