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PS4 1.70とPS Vita 3.15 2つのファームウェア同時リリース

SCEが、PlayStation 4システムソフトウェア バージョン1.70 アップデートPlayStation Vita/PlayStation Vita TV システムソフトウェア バージョン3.15 アップデートをリリースしていました。2つのファームウェアの同時リリースは、今後PS4とPS Vitaの連携を重視していこうというSCEの意思の現れだと感じます。

本当はPS4とPS Vitaのアップデートは昨日公開されました。ちょっと多忙だったためこの記事の公開がアップデート公開の24時間経過後になってしまいました。半分くらいは既に書いていたので、今更間ありありですが折角なので公開します。

事前に予告されていた通り、PS4のシステムソフトウェア バージョン1.70とPS Vitaのシステムソフトウェア バージョン3.15が公開されました。PS4とPS Vitaが連携する機能には互いに最新ファームウェアが必要という状況になっています。

PlayStation 4システムソフトウェア バージョン1.70

一番の機能向上はPS4の売りであるシェア機能の強化です。
PS4に保存したビデオクリップにコメントやステッカーを追加できるようになったことに加え、音楽や背景を変更したりできるSHAREfactoryというアプリケーションが追加されました。シェア機能をより楽しくできるようするための機能強化のようです。

また、最近一般化しつつあるニコニコ生放送を使ってのブロードキャストに対応した他、ブロードキャストをオンラインサービスに保存できるようになりました。私はニコニコはそもそも全く使っていませんが、生中継フリークには嬉しい変更ではないでしょうか。

より簡単にシェア機能が使えるようになると、いわゆる「不適切な動画」なども増えそうですが、そういったものを発見した時にPS4から通報する機能も追加されました。そういう配慮も必要ですね。

シェアするためのビデオクリップやスクリーンショットのようなコンテンツは、容量の限られたPS4の内部ストレージに保存しておくといつの日かHDDを圧迫しそうです。その回避策として1.70からコンテンツがUSBストレージへコピーが可能になりました。これも嬉しい変更ですね。

その他にも、あると何かと不便なHDCPの無効化メニューの追加、DUALSHOCK 4のライトバーの明るさ設定の追加、PlayStation Vita TVからのリモートプレイ対応なども行われています。

xmlファイルを見てみると、v1.70は強制アップデートで容量も200MB近くあります。ビルド日は2014年4月24日です。

level0_system_version=”01.700.000″
level1_system_version=”01.700.000″
system_pup label=”1.70″
version=”01.700.000″

今回はlv0からバージョンアップしています。内容的にもかなり大掛かりなアップデートだと言えそうです。

PlayStation Vita/PlayStation Vita TV システムソフトウェア バージョン3.15

Vita自体の機能向上というよりも、PS Vita TVにPS4リンクを追加など、PS4との連携の強化に主眼が置かれています。PS4の1.70とリモートプレイをするPS Vitaは必ず3.15にアップデートしなければならないという、ちょっと残念な仕様になっています。

xmlファイルを見てみると、v3.15はビルド日が2014年4月18日で、PS4よりも先に完成していたことが分かります。

np level0_system_version=”01.600.000″
level1_system_version=”03.150.000″
level2_system_version=”03.150.000″
map=”01.800.000″

PS4との連携機能強化のためのアップデートですが、調べてみたところSCEはやれることはきちんとやっていることが分かりました。

The Z氏によると、またePSPのexploit対策ゲームが増えたがVHBL自体は対策されていないそうです。

173210氏のパワプロexploitは、対策できないのかやらなかったのか分かりませんが、そのまま3.15で動作するようです。exploitの存在が分かっているのに対策してこなかったのはパワプロexploitが初めてではないでしょうか。もしかすると絶対に対策できないのかもしれません。

また、yyoossk氏の協力で173210氏がPS Vita 3.15で起動しないexploitゲームリストを公開していました。

前バージョンである3.12のブラックリストと比べると、

『ULUS10412 Scrabble』

というゲームが1つ、リストに追加されていることが分かりました。日本では販売されていないゲームですが、どうやらexploitを持っていたようです。

今回のアップデートはPS4との連携には欠かせませんが、今後もリモートプレイなどですらファームウェアチェックが入るとなると、アップデートをしないでおくということが難しくなるかもしれません。

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