PS3NEWSで、YLoDというグループが本来開発者にしか配布されないはずのPlayStation Vitaの開発キットPSVita SDKを一般に公開したことを伝えていました。いわゆる流出に当たります。
流出した開発キットはPSVita SDKのバージョン0945というものです。
以前Sony PS Vita Compiler SDK Toolchainが流出したことがありました。当時このブログではこのように書いています。
開発機(DEM-3000GやDEM-3000Hで、資料によるとDEM-3000Hが新型開発機のようです)とSDK 0.945(またはそれ以降)があればHomebrewをコンパイルできるそうです。
つまり、開発機さえてに入れればVitaシーンにネイティブHomebrewを提供できるということになります。
ただし、流出したSDKは旧バージョンでありSCEのサポートもない状態ですのでどこまで活用できるのかについては不明です。
私は把握していませんでしたが、wololo氏によると、前回の流出時に実はToolchainとSDKが両方とも流出しており、今回はその時のものと同じバージョンが再流出したものだそうです。
開発キットは著作物に当たり、そもそも契約に基づいて契約者だけに配布されるものであることから、流出自体喜ぶべき話ではありません。しかし流出してしまったものは元に戻せないので今後Vitaシーンに何らかの変化が出てくるかもしれません。