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Team CobraとE3 Team、PS3光学ドライブエミュレータ4.55対応出揃う

PS3向けの光学ドライブエミュレータを開発したTeam CobraとE3 Teamが次のファームウェアアップデートでPS3の4.55に対応するためのCobra 2.0E3 OS 2.0を近くリリースすると発表していました。

先日公開されたPlayStation 3 システムソフトウェア バージョン4.55でE3 ODE PROやCobra ODEが動作しなくなったことは既報の通りですが、両チームともほぼ同時期に(発表は1日だけTeam Cobraの方が早かったようです)対策版を公開することになりそうです。

E3 ODE PRO

4.55へアップデートするとPS3の4Kモデルで正常に動作しなくなったE3 ODE PROはE3ブートディスクという特殊なディスク(自分で焼く)を用いてPS3の4.55でのバックアップ起動に対応しました。4kモデル以外は今まで通り起動します。

そもそもE3 ODEはゲーム起動にブートディスクが必要でした。そのブートディスクに加えて特殊なブートディスクも使用することで4kに対応したようです。

実際の起動のさせ方のマニュアルも公開されています。読んでみると次のようなことが書かれていました。

1) E3 OS 2.0にアップデートする
2) E3ブートディスクを作成する。e3bootgen2.exeというコマンドラインアプリケーションを使いE3BOOT.ISOを作成して生ブルーレイディスク(推奨はMaxellとRitek)に焼く

というのが大まかな流れです。e3bootgen2.exeではkeysというフォルダも必須のようですが、できたE3BOOT.ISOは他人に渡して焼いてもらっても使えるというので仕組みがよく分かりません。

なお、E3 TeamはE3 ODE PROでの使用に適したSATA HDDをUSB HDDに変換するアダプター『USB harddisk adaptor』も発表しています。USB 3.0/2.0インターフェース採用でSATA3 3.5/2.5インチHDDを繋いでUSB HDDとして使用することができる製品です。

Cobra ODE

Cobra ODEはE3 ODE PROとは異なり2k5、3k、4kのモデルで問題が発生していましたが、Cobra 2.0では4.55に対応したそうです。公式サイトにはCobra 2.0の機能として下記の内容が書かれていました。

・OFW 4.55のサポート
・Cobra MCUでのオートジェネレートブラウザでgenps3extra不要に
・Cobra Managerを利用しブルーレードライブからゲームのダンプが可能に
・XMB対応パススルーモード
・AES暗号モジュールのパフォーマンス改良
・パススルーモードへの切替不要でPS3のファームウェアをアップデート
・4kでのイジェクト機能サポート
・その他不具合修正

4.55に対応したとはいえ、SuperSlimユーザーは必要がなければ4.55へのアップデートは推奨しないとTeam Cobraは言っています。基本的にPS3のファームウェアアップデートで一度は対策されたという事実を考えると、今後イタチごっこが続くものと思われます。

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