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Gateway 3DS NANDベースセーブ実装へ

Gateway 3DSチームが、ニンテンドー3DSのバックアップゲームのセーブデータをカードリッジではなく仮想NANDにセーブデータを保存するNANDベースセーブの実装に成功したことを発表していました。

現在のGateway 3DSのファームウェアはv2.0b2で、2013年内に正式リリース予定だったv2.0は2014年初頭に延期されたようです。

正式版v2.0では以下の機能を実装することになっています。

NANDベースタイトル対応という、なんだか言語明瞭意味不明瞭な仕組みのことだと思いますが、その新機能のデモビデオが公開されました。

http://www.youtube.com/watch?v=tIhNcgN5Sb8

ビデオでは今までは起動しなかったはずの『ポケットモンスター Y』のバックアップ起動が可能になり、セーブもできている、ということが分かります。このセーブができているというのがNANDベースセーブのことで、本来特殊構造のゲームカードリッジでないと保存できなかったゲームがセーブできるようになったということではないかと思います。

3DSのセーブデータ改造ができるCYBERセーブエディターを発売するサイバーガジェットの公式サイトには以下の記載があります。

セーブエディター(3DS用)のポケットモンスター X Yの対応について

10/12に発売となりましたポケットモンスターX Yに関しまして、大変申し訳ありませんが現状セーブエディター(3DS用)は非対応となります。随時解析を行なっている段階ではございますが、対応日に関しては現状未定でございます。対応を楽しみにされているお客様には大変申し訳ありませんが、何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

つまり、Gateway 3DSチームは『ポケットモンスター X (Y)』に関して特殊構造のカードリッジをNANDベースセーブというセーブデータを保存する仕組みで正常動作できるようにした、ということになります。

『とびだせ どうぶつの森』もGateway 3DSではバックアップ起動できませんが、これもセーブデータ部分が特殊仕様になっているためです。『ポケットモンスター X (Y)』と『とびだせ どうぶつの森』ではセーブの仕組みが違うのでしょう。とりあえずGateway 3DSでは先に『ポケットモンスター X (Y)』に対応したことになります。

Gateway 3DSチームの技術力には頭が下がりますが、本来ならv2.0の「ゲームカードリッジのバックアップ機能」となるカードリッジからのゲームデータダンプのソリューションを提案を先にするべきで、現状だと違法に入手した海賊版を起動させることに成功しました!という法的にブラックな製品のアピールにしかなりません。エミュレートNANDを搭載した今、v2.0で最もプライオリティが高いのはマルチROMでもなくリアルタイムセーブでもなくゲームカードリッジのバックアップです。

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