wololo.netで、TN-V4起動を前提としたPS Vitaシステムソフトウェア バージョン3.01向けのexploitゲームタイトルを公開していました。
本当は昨日の段階でゲームタイトル一般公開でした。プライベートな用事で昨日は終日外出していた上に、記事を書く前に寝落ちしてしまったのでやむなく翌日に日本語の記事として公開します。TN-V4に興味があるのであればPS Storeから削除される前に手に入れておいた方が良いかもしれません。
ソニーはPS Vitaの最近公開された3.00および3.01のファームウェアでこっそりePSP(PSPエミュレータ)でのユーザーモードexploitを対策してきました。その数およそ30にものぼるそうです。
今までのソニーがexploit対策をしてくるための条件は、exploitの存在がインターネットなどを通じて公開された場合やゲーム名がリークされた場合に限られていましたが、最近のVitaでの対策を見ていると、どう考えても怪しいものから順番に地道な作業を行って検証した上で対策を施している(savedata_utlity.prxにブラックリストとしてリストアップ)いるようにしか見えません。ここのところ安価なPSPminis(日本ではminisとしては未展開)でのexploit公開が続いていましたが、安い、マルチリージョンといった特徴を持つことが多いPSP minisのexploitが優先して対策されているように感じます。
今回のTN-V4もその影響をもろに受け、ちょっとドタバタがありました。
当初はマルチリージョンの『King of pool』(日本名:『キング・オブ・プール』)でTN-V4をリリース予定でしたが、不安定だったため途中でゲームが変更されました。その直後の3.01で『キング・オブ・プール』が対策されていたため、結果論ですが『キング・オブ・プール』で準備していなくて良かったと言えます。
そして昨日、実際にTN-V4起動に利用するゲーム名が公開されました。ゲームタイトルは
欧州版と北米版、香港版は『101-in-1 megamix 』
日本版は『家庭教師ヒットマンREBORN!バトルアリーナ2 スピリットバースト Best Collection』1,500円です。
通称「カテキョーexploit」とでも呼びましょうか。
とりあえず3.01以前のファームウェアであればexploitが利用できるはずです。もしPS4との連携機能をPS Vitaに求めるのであれば3.01までアップデートしてカテキョーヒットマンを購入しておいた方が良いかと思います。
このexploitはPatchouli氏が発見したもので、TN-V4向けの移植にあたっては173210氏のご協力を頂きました。その他、Eruka氏やwololo氏にもご協力を頂きました。この場を借りて感謝の意を表します。
ただし、TN-V4間違いなく動くんだよね?と聞かれると、実は微妙な問題が実はあって絶対大丈夫とまで言える材料がないのも現実です。wololo氏ですら不安を抱えてゲーム名の公開に踏み切っているはずです。そう、もろもろ全てがTotal_Noob氏の管理下で行われた上に、Total_Noob氏が選んだ数人のテスター以外、TN-V4の詳細を知らずにゲーム名公開の日を迎えているのです。私もそうですが、Patchouli氏、173210氏、そしてwololo氏もTN-V4自体を初めて手に入れるのはTotal_Noob氏が一般に公開した時、ということになります。それがどんな結果を招くのかは分かりません。ある意味、「厳重に管理されている」と表現して評価した方がいいのかもしれませんね。
その辺りの裏話などはもし時間があれば記事にしてみようかと思っています。