wololo.netで、Acid_Snake氏が今後公開予定のVHBLについての情報をFAQという形で公開していました。
突然リリースが告知されたAcid_Snake氏のVHBLですが、FAQという形で追加情報が掲載されています。
内容的には大したことは書かれていません。ISO起動できるのか(できる訳がない)とか、ゲーム買うのにいくら用意すればいいのか(そんなこと教えられる訳がない)などですが、その中でも敢えて取り上げてもいいかなと思う内容を列記します。
- PS4発売後と告知された6.60 TN-V4がリリースされたら、このexploitをTN-V向けに移植するので、ファームウェアはアップデートしないで欲しい
Homebrew互換性確認リストを作成して配布する
リリース時期については「分からない」としているため、wololo氏のニンジャリリースに一任した模様。
Acid_Snake氏はニンジャリリース後にゲーム名をリークした人物を見つけてチクると20ドルのPSNカードをプレゼントするというコンテストを実施すると発表しています。/talkフォーラムのプライベートメッセージでAcid_Snake氏がwololo氏、あるいはフォーラムモデレーターに情報(それを書いたウェブサイトのスクリーンショットなど)を送るか、Acid_Snake氏にメールすることで応募となっています。
これについては、ニンジャリリースそのものを破綻させる可能性を秘めているので個人的にはコンテストの実施に疑問を感じます。チクられた人物が流したリーク情報をどう処理するつもりなのか分からないからです。漏れてしまった情報は取り消すことが困難です。コンテストにより、取り返しのつかなくなるリーク自体にわざわざ付加価値を付けてしまうのです。
つまり、20ドル(およそ2000円)のためにリーク役とチクリ役の2人1組でやってしまえばゲーム感覚で参加できてしまうおもしろ半分イベントになってしまう可能性があるということです。そんなリーク合戦になったらニンジャリリースの意味がありません。
ニンジャリリースは人知れず告知するから成立するのであり、知っている人だけが情報を入手さえできればいいのです。こうやって大々的にコンテストまでやることの意味が私には分かりません。しかもインターネット上の匿名の世界で、ですよ。少なくともリークしていたウェブサイトの管理人全てとコンタクトを取って、全てのリーク情報を削除するくらいのことはやらないと取り返しがつかなくなってしまうかもしれません。しかもリークした方はそもそも匿名の存在ですから痛くも痒くもありません。もっと言うと、そのリーク情報の真贋確認のために英語だけでなくフランス語もイタリア語もドイツ語も、韓国語も中国語も、更には日本語、場合によってはアラビア語なども読めないと判断付かないはずです。本当にコンテストなんて実施して大丈夫なのでしょうか。