VG247で、任天堂がFlashcart(マジコン)を宣伝して販売していたウェブサイトを提訴したことを伝えていました。
任天堂はR4を代表とするFlashacrt(マジコン)を法的措置で全世界からほぼ駆逐しましたが、Flashacrt(マジコン)を販売する全ての業者を個別に提訴したわけではなく、裁判所の販売差し止め決定を抑止力として利用している状態のため、無視して販売を続ける業者は後を立ちません。
その証拠にGaueway 3DSというニンテンドー3DSのバックアップ起動を目的としたマジコンは、正規販売店として幾つもの業者が名を連ねています。
R4を発端にしたマジコン裁判は一度は任天堂の訴えを全面的に認める形で決着していますが、Gateway 3DSチームが動き出したので任天堂も再び伝家の宝刀を抜くことになったのです。
任天堂がフロリダ南地区連邦地方裁判所に提訴したのは、Gateway 3DSの正規販売店として名を連ねるHackYourConsole.comというサイトです。もちろんGateway 3DSはまだ販売されていませんので、提訴されたのは損害を与えるDSとWiiのデバイス販売についてです。
任天堂は「HackYourConsoleはR4と同じく違法にダウンロードしたゲームをプレイするためのものだと宣伝しているGateway 3DSというマジコンの販売店になっている。R4のようなコピーゲームのためのデバイスの存在はビデオゲーム販売に損害を与えるものだ」と訴状の中で述べており、HackYourConsoleをターゲットにした理由にGateway 3DSの存在があることを示唆しています。これはGateway 3DSを法的圧力で潰しにきたと考えて良いでしょう。
Gateway 3DSはこれから販売されるところでしたが、この提訴により販売を中止するサイトが出てくるものと思われます。最終的には過去の判例がある以上任天堂が最終的には勝つシナリオです。Gateway 3DSは果たして実際に販売されるのでしょうか。