PS3の光学ドライブエミュレータは、Team Cobraが開発したCobra ODEと、3K3y Team(X360Key Team)が開発した3k3y、そしてE3 Teamが開発したE3 ODEの3種類があります。
このうちE3 ODEは最後発のため、今月中には発売されることになってはいますがまだ詳細すら公開されていません。
Cobra ODEと3k3yは互いをライバル視している感があり、バックアップ起動やPS3 SuperSlim対応mHomebrew起動サポートと機能的には差がないように感じます。両者とも(E3 ODEもですが)PS3の最新モデル PS3 SuperSlim対応をうたっていますが、実際に対応版は発売されていません。
SuperSlim対応が最も早そうなのはどうやら3k3yになりそうです。公式Facebookページなどから情報を拾ってみました。
■7月15日の投稿
Xk3yファームウェア v2.01リリース
– XK2(3k3y SATAのドーターボード)のサポート追加
– USB DVDドライブのサポート追加及びバックアップしたディスクのサポート追加
– RTL8150ドライバー追加
– Mr Wafflesコード(誰?何?)の新規追加と修正
■7月22日の投稿
3k3y SATAのPS3 SuperSlim向けドーターボードの写真公開
このドーターボードの名称がXK2(Xk3yファームウェア v2.01でサポートされた)
XK2の登場によりPS3 SuperSlimモデルをサポート
■7月23日の投稿
PS3 SuperSlimで3k3yを利用したゲームとHombrew起動に成功した動画を公開
問題はSuperSlimモデルへの取り付けで、少なくともハンダ付けは必要にならざるを得ないはずですが、そうであったとしても如何に簡単にインストールできるよう設計できるかが勝負所です。
Team Cobraも3K3y Teamもそういった勝負所を意識しているようです。差が出るとすればインストールの容易さや使い勝手の面になるでしょう。
You may hate ODDE’s but 3K3Y found a way where others “failed”.
It’s a battle, it’s war, it’s not clean.
そこで3k3y TeamはGoogle Playで、Xbox 360の光学ドライブエミュレータxk3y向けに公開されていた、xk3yをAndroidから制御するアプリを3k3yでも利用できるようにした『Xk3y / 3k3y for Android』を公開し、使い勝手の面で一歩先んじようとしています。基本的にはWi-Fi経由でのウェブインターフェースを用いたコントロールになります。
PS3Haxにそのウェブインターフェースのスクリーンショットが掲載されていました。このスクリーンショットはWindows上で撮影されたもののようですが、ウェブブラウザでアクセスしていますので基本的にはAndroidでも同じでしょう。iOS向けのアプリxKey Interfaceも用意されていますが、まだこちらはXbox 360のXkey向けとなっています。
3k3yはハードウェア内で暗号化されていないISOバックアップファイルを処理して起動させる仕組みのようです。既に暗号化処理に関わる部分は解析されてしまったSP3ですので、ファームウェアによる対策が仮になされたとしても光学ドライブエミュレータ側のアップデートで対応可能なのではないでしょうか。
PS3Haxでは3k3yのSuperSlimバージョンをテストする機会を得たので近日中にレビューを公開すると発表されています。SuperSlim対応として発売される光学ドライブエミュレータはやはり3k3yが一番乗りのようです。