wololo.netで、Qwikrazo87氏が移植したVHBLを公開していました。
先日ゲーム名が公開されたGamocracy One exploitがストアから削除されたことを受け、隠しておく必要がなくなったQwikrazo87氏が移植したVHBLが公開されました。何度もお伝えしていますが、今回は日本版はゲーム自体がありませんので日本のPSアカウントでお使いの方は残念ながら対象外です。
このVHBLは『Gamocracy one: legend of Robot』というゲームのセーブデータexploitを利用したもので、ゲーム名は数週間前から/talkフォーラムでニンジャリリース(フォーラムメンバーに順次ゲーム名を公開していく方式)によりゲーム名が告知され、先日一般公開されました。
ソニーはおよそ2日後に『Gamocracy one: legend of Robot』をストアから削除しました。今後はGamocracy one exploit対策をしたファームウェア(2.13?)が公開されるはずです。
2.13がリリースされると、ストアで『Gamocracy one: legend of Robot』が購入できるようになると思われますが、ストアへのアクセスには対策された2.13へのアップデートが必要になるため、現時点でVitaに『Gamocracy one: legend of Robot』がインストールされていないのであれば2.12 VHBLは利用できません。今後も新しいファームウェア向けのVHBLがリリースされるはずですので、そういう方は次のチャンスをお待ちください。
VHBLは、利用しているゲームが持つ関数などによりHomebrewへの互換性が左右されますので、残念ながらPSPのHomebrewが全て起動するわけではありません。
また、今回はwMenuで赤画面が出るバグが存在しています。その場合、画面に
“Error! Couldn’t find any homebrews in ms0:/PSP/VHBL/ Please check your config file and/or restart VHBL”
と表示され、設定ファイルを確認の上VHBLを再起動するよう促されますが、実はその必要はありません。エラーが出たらLボタンを押してください。
これはHomebrewが全くインストールされていない場合に起こるエラーです。Lボタンを押すとwMenuでSAVEDATAのサブフォルダを強制的に表示します。
実はこのバグは2.12 VHBL特有のものではなくwMenu自体のバグで、wololo氏によると「修正可能だが忙しくて直せてない」ものだそうです。
wMenuは先日wololo氏がソースコードを公開していますので、wololo氏曰く、スキルのある方はソースを読んで修正して欲しいそうです。wMenuではなく評判のいい138Menuを使っても良いでしょう。
なお、EUバージョンの場合のみメモリーを解放するところでクラッシュするという報告があがっています。これについてはQwikrazor87氏が調査中とのことです。
[追記]
EU版でクラッシュする不具合の修正版が公開されました。
それでもクラッシュする場合は、以下のことを試して欲しいそうです。
1) 不具合が一時的である可能性があるので、Vitaを再起動してもう一度exploitpを発動させる。
2) CMAが上手くデータを転送していなかった可能性があるため、もう一度セーブデータの転送をやり直す。
3) 上記2つを試しても改善しない場合は、言語設定を英語に設定してみる。その設定により、Qwikrazor87氏がテストを行った環境と同じになる。