PS3Haxで、PSIO teamが初代PlayStation(PSOne)の本体に取り付けるカードリッジ型デバイスからSDカードに保存したバックアップゲームの起動を可能にするPSIO Prototype V1.0のデモ動画を公開したことを伝えていました。
PSIOはSPOne本体の背面に接続するカードリッジタイプのデバイスで、このPSIOをPSOne本体(本物の筐体の本体です)に接続するようになっています。本物のPSOneでバックアップを起動できるというのが特徴です。
ですが、今やポケットの中の電話(Androidスマートフォン)でPSOneが起動できてしまう時代です。テレビをPSOneを繋ごうとすると、ほとんど使わなくなって空いているアナログコンポジット入力を活用しなくてはなりません。
なぜこの時期に今更感の漂うPSOneなのでしょうか?
動画だけではPSIOの詳しいことは分かりませんでしたが、PSIO 公式サイトを見て、ようやくPSIOが何なのか分かりました。
色々調べてみると、PSIO teamの主張は「ソフトウェアエミュレーションじゃないですよー。好き者が集ってPSOeを解析して作ってみましたよー!」のようです。実用性云々の話は関係ないみたいです。
具体的にいつからかは分かりませんが、実はPSIO teamは以前からPSOneのハードウェア解析を始めていて、2012の2月頃から”Project PSIO”として再出発しています。
そして2012年3月頃にはUSB1.1経由でのCD-ROMローダーの開発に成功、ある程度めどが立った2012年10月に”Project PSIO”から”PSIO”と名所を変更し、そして今回デモ動画公開に至った訳です。
最近急にぱっと出て来た訳ではありませんね。
PSIOに需要があるのかと聞かれれば、そもそもみんな今でもPSOne本体持ってるの?というところから始まるので、正直言って需要は殆どないと思います。
とはいっても、注目は需要の有無ではありません。趣味サークルが文化祭の発表会でPSIOの動画を公開したのだと思って、温かい目で見てあげましょう。
なお、PSIOは ‘PlayStation Input Output’ の略だそうです。