YouTubeで、The Z氏がPlayStation Vitaのシステムソフトウェア バージョン2.10/2.11のePSPでGAMEフォルダ内に新たなフォルダを作成する方法を発見したことを公表していました。
httpv://www.youtube.com/watch?v=JDX5fL9BIFk
2.10から新たにms0:/PSP/GAMEのフォルダへの自由なアクセスが制限され、GAMEフォルダの中にフォルダを自由に作成できないという対策が施されました。つまり、GAMEフォルダ内に自由にフォルダへのアクセスが制限されたということに鳴ります。そのためGAMEフォルダにインストールすることを前提にしてきたHomebrewがVHBLで今までのようにはインストールできなくなってしまっていました。
ところが、このソニーのHomebrew対策は既存の仕組みの上に構築したもののため抜け穴が存在してたことが新たに明らかになりました。
それは、書き込みできないのは”GAME”というフォルダ名に限られるというものです。
The Z氏が公開した動画によると、2.10に移植したVHBL経由でGAMEフォルダではなく他のフォルダにインストールしたファイラーを起動し、ファイラーからGAMEフォルダの名称を”GAMEh”などと適当に文字を加えてフォルダ名を変更すると、そのフォルダ内では一切の制限がないためフォルダの作成もファイルのリネームや削除も可能だというのです。
一旦そのリネームしたGAMEhフォルダに必要なファイルやフォルダをコピーし、フォルダ名を最後にGAMEに戻せば、実質的に今までと変わらない運用が可能です。
GAMEフォルダ自体を本当に書き込み禁止にすると色々とソニーも困るはずなので、こういった対策は理にかなっています。逆にいうと、手間は増えますが今まで通りにHOMEBREWをインストールすることは不可能ではないということです。
なお、先程リリースされたPS Vitaシステムソフトウェア バージョン2.11でもこの方法は当然ながら有効だったことをツイッターでThe Z氏が報告してくれています。
The 'game rename trick' is still working @fw 2.11 pic.twitter.com/CMdOf3KnIe
— TheZett (@The_Zett) April 16, 2013
2.11の基本は2.10と変わらないので当然と言えば当然ですね。