Team Cobraが、PS3の光学ドライブエミュレータCobra ODEのメイン基板の写真を公開していました。
PS3のブルーレイドライブをエミュレートして外付けUSB HDDにあるバックアップイメージをブルーレイディスクとしてPS3に認識させ、それを起動させることができる光学ドライブエミュレーターです。エミュレートはハードウェアで行います。
当初は昨年末の段階で近日発売の予定でしたが、発売に至る前にとうとう年度をまたいでしまいました。
ようやく今回、Cobra ODEのハードウェアであるメイン基板の写真が公開されました。おそらく製品版としての公開だと思われますのでほぼ完成、と見て良いでしょう。
写真を見ると分かりますが、基板の向かって左端にPATA/SATAと書かれた切替スイッチが(初期のPS3 Fatの一部にはPATAのブルーレイドライブが存在していたそうです)、基板の向かって右端に2500/3000/4000シリーズの切替スイッチが付いています。4Kと書かれているのがCECH-4000シリーズ、いわゆるPS3 Super Slimモデルのことを指しています。事前に発表されていた発売時からPS3全モデルに対応していることがが写真からも分かりますね。
しかも、写真上側にはSATAと書かれたコネクターが、下側にはPTATと書かれたコネクターが並んでいます。それぞれメイン基板とブルーレイドライブに繋ぐようになっていますので、PS3のマザーボードとブルーレイドライブの間に繋ぐことも分かります。
電源コネクターも右上にありますのでどこかから分岐でもさせて繋ぎ込む必要もありそうです。ざっとみてPS3本体へのインストールは分解さえできてしまえば難しくなさそうな印象です。あとはどこにこの基板を押し込むか、ですね。
Team Cobraは現在ソフトウェアの最終仕上げに全力で取り組んでいるそうです。ハードは完成、ソフトはもう少し、といったところでしょうか。