TheSixthAxisで、次期Xbox(通称Xbox 720) コードネーム “Durango”のドキュメントが流出し新たな情報が明らかになったことを伝えていました。
流出した文書はDurango SDK(開発キット)のインストール画面で、流出させたのはVGLeaksです。VGLeaksではDurango XDKと書かれていますが、そのインストール画面内に気になる文章がいくつか書かれていたことが明らかになりました。
その一つが「Always On, Always Connected(いつでもオン、常に繋がる)」の項目です。どうやらDurangoを使っていない時でも常にインターネットに接続してパッチのリリースやアップデートの存在を監視しているようなのです。
また、モーションコントローラーKinectが標準装備となり、システムの動作に必須となることも書かれています。もっともこれはDurangoの標準仕様としてKinectが利用できることを意味するため、開発者サイドにとってはKinect前提システムにより開発時の不安材料が減ったことを意味します。
ここまでは既報の情報でもありますので驚くほどの内容でもありませんが、なんと、Durangoはブルーレイドライブを搭載するといわれながらもゲームをブルーレイディスクから起動してプレイできないようなのです。ではどうやってプレイするのかというと、HDDへのインストールしてから、となります。
これ以上の情報は流出した文書からは読み取れませんので想像の域を超えませんが、ゲームは必ずインストールしてからでないとプレイできないとなると、内蔵HDDは必然的にそのうち容量が足らなくなるのは目に見えています。何しろ相手はブルーレイディスクです。
もちろん常時インターネット接続ですので設定次第ではゲームアップデートもファームウェアアップデートも電源を切っている時間帯にこっそり行われるといった、待たされるのが嫌いなユーザーには大歓迎されそうな仕組みになっていたりするかもしれません。逆に、インストールで待たされる訳ですが。
ゲームをインストールするという発想は、マイクロソフトらしくPCの世界の常識をゲーム機に持ち込んだだけとも言えます。インストールにはシリアルナンバーを必須にすれば中古ゲームが市場に出回ることも必然的に回避できますし、コピーディスク起動もブロックできますからXbox 720 Durangoはマイクロソフトサイドにとっては願ったり叶ったりです。
4月にも発表されると言われている次期Xboxですので、詳細が明らかになるのはもうすぐです。