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ソニーが違法コピーゲームを起動させないための特許を申請

TheSixthAxisで、ソニーが違法コピーゲームを検出して起動できないようにする技術の特許を申請していたことを伝えていました。

今回の特許は目の付け所が非常に良い技術で、違法コピーを起動したことが分かればそのゲームを起動させない、ないしはユーザーのアカウントをBANできるトリガーとして使えば非常に有効かもしれません。

ソニーは違法コピーがインターネット上で配信され、それをダウンロードしたユーザーがUSB HDDなどからその違法コピーゲームを起動することに目をつけました。

それは、ゲームの読み込み時間を照合し、一般的な時間から大きく外れる数値が出た場合には起動をブロックするというものてす。

例えば通常のブルーレイディスクからゲームを起動する際に、ディスクを読み込んで起動するまでの時間を測定し、その結果をデータベースと照合します。データベースはネット上に持たせるようです。照合の結果の数値に想定外の差があった場合にはそのゲームを起動させないというものです。

例えば以下のような事例が考えられます。

あるブルーレイディスク版ゲームの読み込み開始からスタート画面が表示されるまでの時間を45秒、許容誤差をプラスマイナス5秒としてデータベースにいれておく。実際にユーザーが違法コピーをUSB HDDから起動した場合の時間が例えば30秒だった場合、データベース上の「45秒±5秒=40秒〜50秒」の範囲を逸脱するため、「測定値が許容時間を逸脱しているので起動できません」などと表示されゲームが起動しない

場合によってはユーザーアカウントがBANされるかもしれません。

また、USB HDDなどのシークタイムとデータスループットを測定したりもできるため、対象はブルーレイディスクに限りません。ダウンロード版でも同じような照合の仕組みで起動をブロックすることが可能だそうです。インターネットにさえ繋がっていれば利用できる技術ですのでゲーム機を問わないのも特徴です。

PS4はともかくPS3は完全にハックされてしまっていますので、違法コピーを排除するためのシステムレベルでの対応が(今までのゲームも起動できるようにしようとすると)難しいと言われています。そのため違法コピー対策はこういった後付の仕組みしか取りようがないのが現実です。

もっとも、特許内容を必ずしも使うとは限りませんし、結局はイタチごっこですのでうまく機能するとは限りません。

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